Bullet Casting
今週のお題「外でしたいこと」ということで,当ブログのメインテーマであるリローディング関連で「外でしたいこと」を考えるとズバリこれですかねぇ. 何コレ?ってなる方がほとんどだとは思いますが,弾頭の鋳造です.下のような溶解ポットを使って鉛を溶か…
先日買った「狩猟生活 vol.10」にはハンドロードや弾頭鋳造の記事があったのは喜ぶべきことなのですが,気になった点もあります. 記事で弾頭鋳造に使用しているのは Lee Production Pot IV のようです. 記事には「日本とアメリカでは電圧が異なるため,そ…
鉛という金属は弾頭材料として非常にすぐれた特性(比重大,融点低,展性大,低価格,安定性大等)を持っているわけですが,反面有害性については過大に言われている嫌いがあると個人的には考えています.単体の鉛は表面に酸化物層を形成して,自然界では安…
bullet sizer のダイリテイニングナット(7/8")を脱着するためのレンチがどこかにいっちゃったって件,普通のソケットでは背が高すぎて入らないのですよね.で,低いのを探してました.一つ見つけたのはこんなの. これは二面幅 22mm で 7/8" としても使える…
いつだったか数千個のジャケット弾頭を入手したので,最近は鋳造弾を作ってません.鋳造弾は型に溶かした鉛を入れて作るわけですが,特にライフルの場合はその後,弾頭の直径をきちんを合わせるためにサイザーを通す必要があります.リローディングプレスを…
今回の検索ワードはこちら 鉛以外の弾頭の自作鋳造は出来る 鋳造弾の材料で最適なのは鉛なのは歴史も証明するところです.しかし,北海道などで鉛弾の使用が禁じられているところでどうするか?という話ですよね??ライフルだったら銅弾の選択肢もそこそこ…
今回の検索ワードはこちら 308 リロード コスト 308Win のリロード生活にかかる単価のお話ということですね.以前こちらでハイエンド(笑)なリロードコストを計算し,おおむね144円から171円ということになりました. コンポーネントの中でもっとも高いのは…
現在は弾頭鋳造に Lee Production Pot IV を使っています. 110V 版です.定格は 500W ですが,日本は 100V なので単純計算で 400W くらいしか出ていないかも知れません.でもツルツルいっぱい(笑)とまでは行かなくても結構めいっぱいいれてちゃんと使えま…
Lee の廉価版プレスはライフルとかは難しいという話について以前ヒロシさんからコメントいただきました.しかし bullet sizer としてはよいというお話でした.こんな風に使うわけです. ラムのてっぺんに乗せて,sizing die を通すわけですね.で,上からモ…
shot show のレポートで取り上げられていた RCBS の新製品の中から二つ選んでみました.まず最初は,はい,どん. Brass Boss Case Prep Center 従来品との比較から入った方がいいですね.従来はこちらの製品です. Trim Mate Case Prep Center 前のは回転ス…
目盛りがにじんでるというクレームを入れたところ,代替品を送ってくれることになり,それが着荷しました.カスタマーセンターに申し入れをしてから1週間で発送され,輸送で1週間,合計2週間といったところです. 期せずして,Redding, Lee, RCBS と各社…
あまり情報がないようですし,人柱をかねてゲット.笑 弾頭を横から入れて使いますが,あまり大きいと入りません.ざっと,1.18" までですね. 右のねじ(main screw)で,弾頭を左の針(indenter point)に押し込んでいく感じで測ります.このとき弾の先頭(mepl…
鉛合金で鋳造したライフル弾頭を使用する際のレシピを考えるときには,その弾頭の硬度が参考データになります.Lee本に Hardness Tester の結果から最大腔圧を読む表がありましたので,それをグラフにしてみました. 赤い点が本に載っていたデータで,そこか…
ライフルの鉛鋳造弾頭の硬度は弾速を決める大事な特性です.硬いほど弾速が出せますので,スラグと違って純鉛はあまり使いません.しかし鋳造時に使用する金属材料はきちんと管理しておかないと,いろんな合金が混ざってしまい組成が分からなくなります.す…
鋳造弾頭をライフルに使う場合は,その硬度が出せる弾速に関わってくるので,鋳造後に硬度を測定する必要があります.もちろん純鉛だったり,合金でもその構成比が分かっていれば測定しなくても硬度は分かりますが,うちの場合はいろんな出自があるので分か…
世の中の種々の弾頭の先が尖っているのは空気抵抗を減らして遠くまで飛ばそうという意図があるからですが,そうなると弾頭の重心が後方に下がります.そしてこれが空力的な中心よりも後ろになると静安定性が欠けてしまいます.静安定性が欠けても飛翔安定性…
Magnetospeed の箱を開けたらこんなになってました.だいぶ拭き取ってから撮ったのでわかりにくいかも知れませんが,緑青(ろくしょう)です.要するに酸化銅. センサーが火薬カスで真っ黒になるのは分かってましたが,いつもはすぐに拭き取ってしまうので…
カール事務器から発売された X SHARPENER ですが,どうしようと思っている間になんと本日をもって受注終了になってしまいました.それはこんな鉛筆削りです.外見はちょっと格好いい穴が二つある鉛筆削りなのですが,右側でプレカット.で,左でファイナルカ…
弾頭鋳造には現在は Lee の Production Pot を使っています.一応サーモスタットは付いていますが,米国などでは PID 制御するのが主流みたいですね.鉛合金は組成によって融点が違いますし,高すぎるとヒュームも気になるので導入を考えていました. 自作の…
今回の検索ワードはこちら. ブリネッキ+モールド 平滑銃身だったら,やっぱりブリネッキはよいですよね.でも残念ながらモールドは売ってないと思います.自分でブランクから作るのは(売らなければ)問題ないとは思いますが..... 普通に入手可能なモール…
鉛合金のライフル弾頭は自家鋳造したりもしてますが,これには錫なども入ったホワイトメタルを主に使っています.純鉛でない理由は硬度を上げるためです.その弾頭が出せる弾速は,弾頭硬度が高いほど速いのです. ところで北海道の狩猟ではご存じの通り弾頭…
鋳造弾頭に使用するガスチェックですが,販売店が輸出してくれないので,仕方なく自作しています.銅板を買ってきて,短冊に切って,パンチで打ち抜いて,カップ型に成型するわけです.中でも大変なのはパンチで打ち抜くところで,結構力もいるし音も大きい…
今回の検索ワードはこちら. キャストブレッツのガスチェックはどの様に付ける ガスチェックは鋳造弾頭をサイジングするときに一緒に圧入するパターンが一般的だと思います.うちではこちらのエントリで述べたように Lyman のルーブサイザーを使っていますが…
今回の検索ワードはこちら. 鉛弾頭の制作 (原文ママ) 結構書いているつもりだったのに,ちゃんとしたエントリに飛べていないようでした.すみません.右のブログテーマから「Bullet Casting」を選んでもらうと,関連エントリが出てきます.大まかにはこち…
ライフルがあってもスラグはスラグで用途があって,なかなか足が洗えません.以前スラグを試射したときフォスター型で横転することがあったので,いっそ球にした方がいいんじゃない?と思い,鋳造だけしてあったのがこちらのお話.この鉛球がワッズにどうや…
自家鋳造したライフル弾はサイザーに通すわけですが,.308" 弾頭の場合はサイザーダイの標準のサイズが 0.309" となっています.しかしこれは銃により最適なサイズが異なり,場合によると 0.308" の方がいいこともあるので,一応ダイは 0.308" も持っていま…
二ヶ月ほど前にモールドのピンが入ってなかったという話をこちらで書いた件,ようやく到着しました. 中身はこれだけです. でもこれがないとモールドがハンドルに取り付けられず鋳造できないのですよ.メトリックなら自分でなんとかしちゃうところですが,…
サイジングって薬莢じゃなくて鋳造弾頭の話です..308" cal 用の鋳造弾をサイジングする場合は,標準的には .309" のサイジングダイを使います.しかし,銃によっては .308" の方が良い場合もあるので,一応両方のダイを持っています.次回新規導入の 200 gr…
長い方がいいということを確かめたくて Lyman の 200gr のモールドも用意しました.合金なので規格よりは少し軽めになりそうですが,それでも長さは手持ちのモールドの中で最も長くなります.ガスチェックの在庫が払底したので,また作らないとな~.
猪でスラグを使いたい場合があるのですが,私はハーフライフルを持っていません.今更買うつもりはないので,既製装弾であるライフルドスラグが最善っぽいのですが,自家鋳造のフォスターも使っています.50m で試した範囲では精度的にはそれほど大きな差は…