週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

古い無線機を使っている場合の注意

狩猟でアマチュア無線を使っている人はそれほど無線自体に詳しくないことが多いので詳細は割愛しますが,噂くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか.それはスプリアス規定が新しくなり,平成29年11月30日までしか古い規格の無線機は免許されないと言うことです.

 

自分の無線機が新スプリアス規格に対応しているかどうかを確認するためには,その無線機の工事設計認証番号(無線機本体に貼ってあるラベルを参照)を見て 002KN*** の下三桁が 625 より大きいものであればOKです.またはこちらのリストに載っている無線機も対応しています.

 

対して新規格に対応していない無線機は平成29年12月1日以降は新たに免許されません.また新基準に合致した無線機とそうでないものの両方がすでに免許されている人の場合は再免許はされますが,平成34年12月1日以降は旧規格の無線機の使用が出来なくなります.

 

しかし膨大な数の旧規格無線機が出回って,現在も使用されているため,JARD ではこれらの無線機が新基準に適合するかどうかの調査を行っています.もし新基準に合格するようであれば,JARD の保証認定を受けることによって,新基準の無線機と同様継続使用が出来るようになる見込みだそうです.

 

現況を先日聞く機会があったのですが,FMハンディ機やFMモービル機は新基準を満たす可能性が高いそうで,狩猟で無線を使っている人の多くは,保証認定を受けることで継続して免許が受けられるケースが多くなりそうです.ただしオールモード機は対応できないケースが多いかも知れないとのことでした.まあ面倒な人は素直に新スプリアス規格に対応した新しい無線機を使えばいい話ですけどね.

 

狩猟でみなさんが使っている無線機を見ると結構古い機種を目にするので,注意した方が良いポイントではないでしょうか.現時点ではまだ旧規格の技適機種でも免許されるので,当該機種の保証認定のやりかたはまだ告知されていませんが,いずれ通る道ですので,決まり次第続報をエントリしたいと思います.