週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

リローディングは工場装弾から

数次使用可能な薬莢に,新しい雷管,火薬,弾頭を載せることで,ライフル弾はリロードします.後者3つは消耗品ですからリロードするために買うわけですが,問題は薬莢を最初どうするかというお話です.もちろん古薬莢を拾ってくれば一番安くは済みますが,誰がどう使って捨てたのか分からないような来歴不明な薬莢は避けた方が無難でしょう.一度でも事故があれば無事では済みません.私は新品の薬莢でスタートしていますが,最初に工場実包を使って,その薬莢をリロードに使う方法もあります.どっちがいいか?ということですね.もちろん自分が作りたい弾が最初から決まっているなら,使用済み薬莢を作るためだけに工場装弾を買う必要はありませんが,リロードはしたいけれども,ライフルも買ったばかりで,とりあえず撃ってみたいという人も多いはず. とりあえず 308Win で考えてみます.日本のカタログを見ると Remington の練習用(弾頭が 150gr FMJ)で1発265円.
rem308win.jpg
意外なことに Norma のほうがさらに安く1発250円です.
norma308win.jpg
価格は分かりませんが,ロシア製のもあるようです.多分もっと安いでしょうね.
ppi308win.jpg
Fiocchi はダイセル扱いで220円というのもありますね.
fiocchi_dynamic308.jpg
一方,ケースを新品からハンドロードする場合です.308Win を百個作るときで考えます.Lapua の薬莢が 111円.そして弾頭が Sierra 150gr FMJ で 73.6 円,雷管18円,火薬は88.6円(H4895 45.6gr)として計291円です.すると,工場装弾の方が安い計算になりますね.もちろん薬莢は十回使えば1回当たり 11.1 円ですから,何回も使うことを考えれば工場装弾の方が安いわけではないのですが,最初1回の話ですからこれで比較するわけです. Fiocchi やロシアの薬莢がどんな感じだか分かりませんけど,少なくとも Norma の薬莢は悪くないので,リロード開始時に使う薬莢は1発250円の Norma 装弾から作るというのもお勧めという結論です.