週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

召集令状

猟隊メンバーにいれてもらっているのですけど,今猟期は一回鳥屋に乗っただけで,そのあと出猟できておらず,巻狩にはまだ出席していないのです.それは単に週末に仕事が入ってしまっているだけなのですけど,もしかしたらこのコロナ騒ぎで遠慮しているのでは?と思われてしまったのかも知れません.そんな昨今,猟隊の先輩から召集令状お誘いメールをいただいてしまいました.ほんとありがたいことで,声を掛けてもらえるうちが華なんですよ.これは万難を排して行かねば!とは思うものの,悲しいかな宮仕えの身では仕事に穴は開けられません.そんなタイミングで週末の仕事が一つキャンセルになりそうなので,そこに希望の火が.笑

 

猟隊って大人の部活みたいな感じで,私の入っているところはテニスサークルみたいなイメージかな?

 

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みんな明るくワイワイとした感じ.射撃仲間の入っている別の猟隊は上下関係がはっきりしていて軍隊のようだと思ったけど,今はバリバリ体育会系くらいらしい.ただ捕獲率は高いみたい.

 

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では我等がテニサー(笑)はどうかというと,先輩方の見切りと立間の配置が上手なのか,実は坊主な日ってあまりなかったりするんですよね.だから猟果だけなら,猟隊は厳しければいいってもんでもない.あ,うちにも厳しい点は一つだけありました.それは安全に対してです.でも安全第一,事故を起こさずにいれば,長く続けることができますから,私みたいな向上心の乏しいヘボ猟師でも三歩進んで二歩下がる精神ですこしずつ進歩していくかも知れないと思うのです.

 

で,思い出したのが宮澤賢治の「雨ニモマケズ」の最後の

ミンナニデクノボウトヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハ
ナリタイ

というところ.昔はなぜ木偶の坊と呼ばれて,褒められないのがいいのだろうと思ったのですけど,苦にされないところは長く付き合い続けられる秘訣だと思いました.今ではなんだかじんわりきます.

 

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猟隊も段々高齢化していきます.銃を置く人もいれば,鬼籍に入られる方も.もちろんいずれ私も猟隊を去ることになります.そんな時にいくら自分の耳に入らなくても「いなくなってスッキリした」と思われるのはイヤですよね.「なんだかさみしくなったな」までは望めなくても,せめて気付かれない程度にいきたいものだと思います.