猪の解体は山から下ろしてから行うので,使うのは包丁が何本かといったところですが,射獲するまでの山中で携帯するナイフには Bark River を一丁もって入ります.うちにある Bark River は現時点で(先日入手したばかりの MagnaCut をのぞいて)こんなところ.
上から順に
- Bravo Pig Sticker, CPM-154, Desert Ironwood, Brass Pins
- Bravo 1.5, A2, Cocobolo, Mosaic Pins
- Classic Drop Point Hunter, A2, Black Canvas Micarta
です.これら以前は何にでも Buck 110 を使ってましたが,巻狩でフォールディングナイフは見かけなかったこともあって,そのとき北海道で鹿狩をしていた友人に話を聞いて,新しい一丁を決めました.それが上の写真の中で一番下の Classic Drop Point Hunter です.ただしばらくすると,これでは若干短いようで,猪と取っ組み合いになって負傷した先輩から「もっと長くないと止められない」と言われ,長いのを追加しました.それが一番上の Pig Sticker.これは血抜きの為に,日本刀でいう樋のような溝がついていますし,形から入る私としては完璧じゃないかと.笑
ところがこれが重いのなんのって.シース込みですが....
ちょっと極端だったですねぇ.それに別の先輩には「猪と戦うのにナイフは使うな,銃を使え!」と....そりゃそうですよね.とはいえ,負傷した先輩だって発砲した末の白兵戦で仕方なくナイフを使っただけで,最初からナイフで戦おうと思ってたわけではないのですけど.
で,結局は間を取って,現時点では Bravo 1.5 に落ち着いているというわけです.もし今後もっと長くないとダメだとなったら,しまってある Pig Sticker を持ちだせば良いだけなので,それまでは宝刀として神棚にあげておきましょう.そういえば現代風の草薙剣に見えなくもない.笑
ちなみに猟隊のみなさんにナイフを見せてもらったら,勢子さんはまさに草木をなぎながら進むので,ギラギラに研がれ迫力のある剣ナタでした.しかしそれ以外の人たちは,それぞれではありましたけど,みなさんそれほどは長いわけではなかったので,私もあそこまで長いのは必要にはならないだろうと思っています.
ところで Bravo 1.5 の重さは純正シースで
自作したカイデックスシースで
です.猟場にはカイデックスで行ってます.
さて今晩はクリスマスイブですね.ターキーもチキンもないから,鴨でも焼きますか.全部あれば一度ターダッキンしたいですけども,あれは感謝祭か.笑