週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

据銃練習

今週のお題「練習していること」ということですけど,一つ挙げるならコレかなぁ.

 


市販のエアソフトガンを据銃練習用に改造したものです.まあ改造っていったって,鉛を詰めて重くしたってだけですが.

 

ライフル射撃では銃を構えたときに,いつも同じ体制で,銃も同じ位置に来ることが初歩です.これが構える度に狙点がずれるのはよろしくありません.そして狙った後の筒先の動きを抑制するのも大事ですね.動きをゼロにすることは出来ないけども,小さい周期的な揺れに収束させると撃ちやすくなります.あとはガク引きしないよう,トリガはゆっくり落とすとかも大事ですね.練習台なので全体の重さは実銃より重くしています.これが楽に構えられるようにすれば,実銃も余裕を持って扱えると考えています.

 

銃の管理には法律の決まりがあって,あまり細かくは説明しませんが,収納方法にも作法があるんですよ.すると日常的に持ち出してきて練習するってのはなかなか手間なんですね.部活みたいにみんなでやるならともかく,一人だとどうしても面倒になっちゃいますよね.だからまずは練習環境作りということで,その辺に置いておいても法的に問題のないおもちゃで練習台を作りました.これで日常的に据銃練習しようというのが今年になって始めた「練習していること」です.まだ結果は出ていません.笑

 

 

 

 

 

巻狩時計を組む

私の参加している巻狩はそこまで寒いところでやってるわけではないのですけど,それでももっとも寒い時期には腕時計を見るのに重ね着の袖をまくるのもやはり手間です.そこでナースウォッチのようなタイプが便利だろうというのが以前の考察での結論でした.

 

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これ以外にあると便利なのは方位磁針くらいで,潮汐や日の出時刻表示など他の機能は特に使わなそうです.

 

となると,時計としては使いたいときにいつでも動く機械式を使いたかったのですけど,手の届きそうな価格では良いものが入手できなかったので(中華はそもそも俎上に乗らない),機械式を諦める代わりに,クォーツで最強なものにしました.それはこちら.

 

CASIO F-91W

 

これなら電池も十年くらいは余裕でもつし,実際に自分もバイクにつけて使っていてトラブル知らずの超高信頼性.笑 もちろん激安です.

 

 

あとはコンパスですけども,これは国産であり,自衛隊でも使っているらしい YCM にこだわりました.こんなのです.

 

 

さて,これらを組んでみましょう.まずはナースウォッチと同様6時側で吊るので,12時側のベルトを外します.(こちらのベルトは使いません)

 


ベルトに刻印されている矢印の方向にピンを押し出せば抜けます.次に6時側のベルトにコンパスを通します.

 


6時側ベルトはクルッと巻いて,適当な穴同士をインシュロックでとめます.

 


ベルトで作ったループ部分に適当なナス環(カラビナ)を通せば完成.もちろんパラコードみたいなものでも良いです.

 


さて完成はしましたが,猟期は終わっておりますので,また今度の冬まで夏眠です.なおベルトはそのうち加水分解すると思うので,そうなったらナイロンにでも交換するつもりです.

 

GLOCK をカスタム

うちにある GLOCK です.

 

 

安心して下さい!合法所持です.笑 実銃じゃなくてボールペンだから.

 


GLOCK のロゴが格好良い!もちろん頂き物です.今年の SHOT Show で配られていたノベルティとのこと.

 

巻狩に持って行って「得物は GLOCK だぜ!」も一発ネタとしては悪くないですけど,折角の頂き物を山で紛失したらショックなので,リローディングベンチで使うことにします.ただ試筆するとスキップしたりと書き味がイマイチなのでカスタムしましょう.

 


どうするかというと,パイロットのリフィルに入れ替えるのです.といっても,長さが違うのでそのままだとノックが掛かりません.そこでもともと付いていたリフィルの尾部を切断して,パイロットのリフィルにつなぎました.さすがにパイロットはスラスラと書けます.

 

というわけで,狼の皮を被った羊...じゃなくて,GLOCK の皮を被った PILOT になりました.

 

シシシオ煮

骨から肉を外すのが面倒なので,丸ごと煮込みます.このとき味付けは塩のみ.野菜からも味は出ますしね.

 


シンプルだけどもとても旨いのです.ホロホロとほぐれ,骨からも肉がすぐ外れます.

 

 

いわゆる羽子板と呼ばれる前肩部で,生だったら肉を外すのが面倒な部位ですが,煮込めば何ら手を出さずにキレイになります.


豚肉だと甘い仕上がりになるところが,イノシシだと滋味あふれる感じになります.表現力がないので伝わらないと思いますが,まあ旨いのは確かなのでありました.笑

 

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ヒヨコ電球

今週のお題「卒業したいもの」ということで,リローディング関係で何かあるかな?とベンチ周りを見回したところ,あえて言えば...というのがこちら.

 


ヒヨコ電球です.ご存じない方もおられるかも知れませんけど,赤外線を多く出す保温用電球です.光の当たったところが温かくなります.ヒヨコが小さいときの保温に使われるのでヒヨコ電球と呼んでいますが,うちにあるのはかなり大電力タイプなので,焼き付けや,脱水乾燥に使うほうが普通かな.

 

うちではこれをリローディングベンチの下面に仕込んでありまして,作業するとき寒かったらこれをつけます.足下が温かくなると全身も温かくなってきますので.ただし消費電力がウン百ワットとこのご時世的にエコではありません.エアコンは風が舞うし,灯油ストーブは火を使うので,リローディング作業で火薬を扱っているときには使いたくありません.ハロゲンヒーターは嵩張るので使わない季節には仕舞っておく場所が必要になります.その点,ヒヨコ電球ならコンパクトなので電源を入れない夏の間も出しっ放しで邪魔になりません.うちは狭いのでスペースファクター重視なのです.

 

そんなわけで春なのでヒヨコ電球もしばらく使わなくはなりますが,電気バカ食いなので,スペースファクタに優れたエコな暖房器具があればいつか卒業したいとは思っています.でもヒートポンプでも使わない限り,消費電力以上の熱は出ないからなぁ.長時間つけるわけではないので,結局これがお手軽なんですよねぇ.

 

 

使える!猟専ボトル

大分前になりますけど,猟用のボトルを買ったという話を書きました.
 
 
ところが使った話は書いてませんでしたね.というわけで,猟期も終わってしまって今更ではありますが,今回はそのお話.
 
このボトルは,朝熱湯を詰めていき,猟場で昼に食べるカップ麺に入れるというのが主な使い方です.なので,最低6時間以上はカップ麺が美味しく食べられるだけの湯温がキープできるということが大事です.選んだときはこのことを最初に考えていました.
 
使っているのはこちらの山専ボトルと呼ばれる,登山で使うことを念頭に,軽さと保温性を重視した製品ということです.
 

 
性能としてはサーモスが公式に
保温効力(6時間) 80℃以上
と謳っています.もちろんカップ麺の湯戻しには熱湯が推奨されますので,熱ければ熱いほどいいのでしょうけども,今まで使った印象では,このボトルのお湯でも問題を感じたことはありません.
 
ちなみに専用のポーチも使っています.
 
 
しかしお昼までボトルは,バックパックの中か,車内においてあることがほとんどで,冷たい風の当たるところに放置することがほぼないために,私の使い方でこれがどれだけ保温力向上に資するのかは不明です.単体だと転がりやすいし,専用品はサイズがぴったりで便利ではありますが,そんなに安いわけではないので,タオルでも巻いて輪ゴムで留めておけばいいような気もしなくはないです.
 
ところでボトルの保温力の定量的評価はしていませんけど,先日の出猟時,お昼にカップ麺を一つ食べただけでお湯が残っていたので,帰宅してから測ってみたところ,約15時間たっていて 75℃ でした.この保温力はうちにある保温ボトルの中では最強です.麺の種類にもよりますが,この温度でも食べられそうな感じですね.
 

確か私が買ったときは黄色が安かったけど,今みたら赤が安いみたいですね.

上の 900mL サイズだとポーチは下のがサイズの合う専用品です.

 

このお湯を使って景色の良いところでカップ麺を食べたら美味しかった,もしくはそういう食べ方もおいしそうだね!と思われましたらポチッとお願いします

猟別に時計を考える

これまで折りにふれ狩猟用時計を考えてきました.私の猟のスタイルは,鳥屋などでの鴨,里山での巻狩,里での散歩鳩などです.これらの猟で使う時計が持っているとうれしい機能として以下の項目を挙げていました.

 

  1. タイドグラフ:山では関係ないのですが,汽水域の鴨撃ちでは水位の動きが移動にも関わります.もちろん釣りにも使えます.
  2. 電波時計&ソーラー充電:普段は別の時計があって,狩猟時計は使わないために,猟期に入って気付いたら止まってたとかズレていたというのはあり得るわけで,これも手間いらずがありがたい.
  3. 方位表示:初めての場所はもちろんですが,行ったことがあっても1年もたてば大分様子が変わっているというのが山あるあるです.特に曇りの山中では方角を見失うことがあります.
  4. 気圧計測:天気予報は事前にチェックしますが,変わることは当然あって,これから天気がくずれそうだとかは気圧を見ているとわかるので,特に山の単独行ならあった方が良い機能です.また気圧計があれば高度計の機能ももっていますしね.
  5. 日の出・日の入り時刻表示:巻狩は日が高い時間帯にしかやりませんが,鴨や鳩は夜明け前から準備を始めるので,日の出時刻は知りたいです.が,時計での表示は簡易的で,精度的な問題もあるので,予め調べておいた方が確実です.


これらを全部同時に満たすとなると,現行機種なら例えばカシオのプロトレック PRW70 などとなるでしょう.

 

PRW-70Y


とはいえ,日の出日の入り表示には誤差がありますから,撃ち始め時刻の適法性を求めるならやはり別に暦から調べておく必要があります.もちろん私の使っている PRW2500T は日の出時刻表示機能はありませんので,予め調べてから出猟しています.ちなみに PRW2500T のチタンベルトは冷たさを感じにくく,私の使用条件では結構満足の出来るモデルとなっています.(残念ながら現行機種ではありません)

 

PRW-2500T


しかし寒いときには袖から時計の顔を出させるのも手間に感じる時があります.NATO ベルトや,アポロ宇宙飛行士みたいにベルクロなどで袖の上からつけるのもいいか?となります.しかし猟装自体,猟によって異なるわけで,時計も全部の猟に一つのものを使うのではなく,用途を分けるほうが合理的でありましょう.例えば汽水域での鴨撃ちにはタイドグラフはあったら便利だけど,コンパスは全く使いません.逆に巻狩ではタイドグラフや日の出日の入りは要りません.すぐに撤収できる里山なら気圧測定も要らないので,欲しい機能はコンパスくらいです.

 

だったらコンパスはこんな感じに別に持ってもいいですよね.

 

YCMケヤキコンパス(日本製)


もっと小さいクリップ式もあります.

 

YCMクリップコンパス(蓄光・日本製)


なにも腕につける必要はなくて,服や装備につけばよいのです.すると時計だって腕につけて寒い中,袖からのぞかせるよりも,外にぶら下げたらいいのではないでしょうか.例えばナースウォッチみたいなタイプは便利そう.

 


チェーンタイプや小さいカラビナが付いているのもあります.

 


ただし安物は結局すぐゴミになっちゃうし,クオーツはいきなり電池が切れるので気付いたら止まってたなんてこともあり得ます.同じクオーツでもチプカシ代表格のこんな時計なら,アラームを使わないで時刻表示だけなら十年くらいは軽く動くので,こういうのを上着や装備のループに通しておくなんて身に付け方もあるでしょうね.最強の誉れ高いモデルです.

 

Casio F-91W

 

ただ個人的には機械式にするというのも実際のところは良い方法だと思っています.

 


こういうタイプを使っていれば,出猟前にかならずゼンマイを巻いて時刻を合わせることが習慣付きますから,電池式のように気付いたら止まっていたなんてこともありません.機械式でも日付などが表示されない,時計だけの機能しかないモデルであれば,構造がシンプルなので壊れにくく,いざというときの修理代も安く済み,お勧めです.器用な人だったら自分でメンテできるかも.でもクロノグラフみたいなものはちゃんとした職人に見てもらわないといけませんし,そもそも狩猟には適さないかなと.