マタギ列伝
マンガ自体を最近はあまり読んでいませんが,唯一読んでいるのが山賊ダイアリーだったりします.これは狩猟やってると分かりますが,「あるよね~」的なストーリーをもとに,そんなことやっちゃうの?とかまでいろいろ身近で等身大な話題が満載なわけですよ.人気があるのも頷けます.
さてこの間本屋に行ったらこんな貼り紙が....
え?鴨って鳥じゃないの?という突っ込みを期待されていそうだとか思いながら,もちろん行ってみるわけですが,そこには小さいながらも関連書籍のコーナーが出来ていまして,狩猟,ジビエ,物語みたいなのがいくつもありました.その中で見つけたのがこちら.
子供の時は釣り少年でしたから釣りキチ三平が愛読書だった私としては魅力的に見えました.
こういうマンガを矢口さんが書いていたのは知ってますが,読んだことはなかったので,これも何かの縁かなと思って買ってみました.時代背景的には私が生まれるより前の話です.全5巻ですが,1巻だけ買って読んだら,内容は等身大ではありませんが,面白かったので,後日残りも全部買ってしまいました.笑
ストーリー的には最初の方が面白くて,最後の終わり方がどうしてくれるんだよ的な感じです.苦笑
突っ込みどころとしては第1巻の表紙から「用心金に指入ってる.はい,不合格」ですが,まあマンガですからおいといて.....使ってる銃は村田銃らしいのですが....
これ紙薬莢(*)ですね.バランス的には 12GA? 村田銃ってこんな弾使えましたっけ.まあマンガですから.....
熊だったら1発弾なのでしょうけど,おわりの方でムササビを撃つシーンでも一発弾を使ってる風な感じになっていて,12GA の一発弾にしてはダメージ小さいとか....まあマンガですから.....
違法行為の数々は時代もあるでしょうし,描写に関してもいろいろ気になる点があるにしてもマンガですからいいことにします.それより大事なのはストーリーですが,その終わり方があんまりなので,矢口先生にはきっちり最後までやってほしいですね.あとはリフレインが叫びすぎてたり,ダイバージェンスが大なところ(それは許容すべきか.笑)とか,その辺もなんとかしてもらって,ようやく陽の光が差してきたかも知れないこの世界をもう一度盛り上げてもらいたいです.
(*)紙薬莢:非金属薬莢という意味で,現在はメジャーなプラスチック製も含みます.このイラストはプラスチックだと思われます.