週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

Frankford Arsenal の新しいリローディングプレス

gavintoobeで新しいプレスが紹介されていました.
画像
Frankford Arsenal M-Press
一瞬 Forster Co-Ax の OEM かと思ったのですが,ガイドロッドが机上で止まっています.Co-Ax は机の前縁に設置して使うタイプで,ロッドが机の下まで伸びている構造なので全く違うようです. ダイが投げ込み式なのは Co-Ax と同じですが,M-Press のはダイブロックといって,四角で分厚いため,従来のダイリングは使用できません.3個セット売りで,ダイが入れられるケース付きだそうです.参考価格は $16. あと M-Press は照明が内蔵です.USB給電というところが今風だなと思いました.シェルホルダは Co-Ax のようにユニバーサルの咬み込み式ですが,ジョー(顎)を交換するのではなく,左右の四角のつまみを回転させることで4パターン設定を変えることができる仕組みになっています.日本だとどのくらい需要があるかわかりませんが,かなり斬新ですね.
画像
廃雷管は下のケースに落ちるようになっていて,そのケースは簡単に外すことができます.ネジ類はメトリックだそうで,アメリカ製ではないですね.たぶん中国製ではないかと思います.価格はアメリカ製の Co-Ax が $330 くらいなのに対して,M-Press は $250 です.さらに現在 Co-Ax は品薄で入手困難なので,来月に販売開始予定の M-Press に流れちゃう人も結構いそうですね. ここのプレスは初だと思うので,品質は未知数ですが,見て分かる M-Press の残念な点は,ダイブロックのダイ固定が芋ねじ式だということです.ここは柔らかめの真鍮のねじでもダイの側面のねじを痛めることになるので,二度とダイをブロックから外さないくらいの状態でないと使いにくいです.そしてそういう時に限って設定を変えなければいけなくなる状況があるのです.うちではこれを避けるために下のようなクロスボルト式にしていますが,M-Press でもこういう方式にしてあったらよかったなと思いました.
画像