ライフルをこだわって選んだのは良いけど,そのカートリッジがあまり人気がなく,薬莢や弾頭が入手できないとなると,特に日本では使い勝手が悪くなってしまいます.先ほどのエントリでは,Sinclair で販売されているブラスのメーカーやブランドの数が多い程ポピュラーであると判断しました.この方法もいいとは思うのですが,Redding のダイのシリーズで判断することも出来るのではないかと考えました.
Redding によるシリーズの分け方は以下のようになっています.
Series A: 最も人気があって数がでるため安く出来る($75.20)
Series B: Aに比べると若干人気がないため製造にコストがかかる($102.00)
Series C: さらに人気がない.ワイルドキャットを含む.($133.90)
Series D: すでに廃れたもの.限定的に生産している.($149.90)
前にリストした三つのカートリッジは
6.5x55mm
.30-06
9.3x62mm
でしたが,この Redding の分類によれば,上二つは Series A ですのでメジャーと言えますが,最後の 9.3x62mm はなんと Series D でした.このクラスで Series A だったのは 375 H&H Magnum だけです.そう考えると 375 H&H Mag の方がいいかも知れませんね.エネルギーは2割増しくらいみたいです.
wiki の写真ですが,左が 375 H&H Mag,真ん中が 338 Win Mag,右が大きさ比較用のクォータ硬貨です(大きさは日本の十円玉とほぼ同じ).