週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

どのカートリッジにするか

いろいろなライフルが日本ですらあります.ただ日本では何挺でも持てるわけではないので,自ずと絞ることになります.いったいどんなライフルに絞っていくかというのは,何挺でも持てそうなアメリカでもみんな考えることのようです.またまた Chuck Hawks さんのこちらの記事を見ながら,日本でのケースを考えてみることにしましょう. この記事では最初に.22LR から .458 まで 37 種類を採り上げて,そこから絞っていますが,段階を経て結局以下の 6 種類まで絞ったようです.
.22 LR - Small game, plinking .223 Rem. - Varmint and small predator hunting 6.5x55mm - Class 2 game .30-06 - All-around hunting (Class 2 - Class 3 game) 9.3x62mm - Class 3 game .458 Win. Mag. - Class 4 game
日本での狩猟用途では 5.9mm 以下と 10.5mm(大型は12mm)以上は許可にならないので,我々で言えば以下の三つになるでしょう.
6.5x55mm - Class 2 game .30-06 - All-around hunting (Class 2 - Class 3 game) 9.3x62mm - Class 3 game
ここで Class 2 というのは日本で言うところの猪,鹿,ツキノワグマあたりで,Class 3 がヒグマくらいと考えられます.なので,一般人からすればやはり鉄板なのは .30-06 ということになるようですね.それ以外の二つについて一応調べてみましょう. まずは 6.5x55mm です.これは SAAMI によれば 6.5×55 Swedish という名称で,6.5×55mm Mauser とか 6.5×55mm Krag という名称もあります.
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薬莢は Lapua, Norma, Hornady, Nosler, Winchester などから出ており,同じ 6.5mm ラインのなかではもっとも選択肢が多いカートリッジと考えられます.精度が出しやすいのか,現在の 22LR になる前はバイアスロンで使われていたようです. ついで 9.3x62mm ですが,これは 9.3×62mm Mauser として知られており,大型獣に対するカートリッジとして人気があるそうです.
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これは .37" に相当しますが,9.3mm もしくは .375" のいくつかあるラインナップの中では 375 H&H Magnum と並んでメジャーなカートリッジのようです.(Sinclair で販売されている薬莢のメーカー,ブランド数で比較) もちろんこの選択はこの筆者の目的に合ったものからいくつか選ぶなら,という話ですから,誰にでも当てはまることではないのですが,ある程度順当な選択のようですね.日本での入手性も同様であるなら参考になる記事だったと思います.