今回は 308Win で DC-300 を使ってみた結果です.条件は以下の通り.
- barrel length: 22"
- twist rate: 1:10"
- chronograph: Magnetospeed v3
- case: Norma 308win
- bullet: Sierra 150gr Spitzer
- primer: Fiocchi Large Rifle
- powder: DC-300
青点が実測データ(サンプル数は各1)で,赤線は近似曲線です.
ちなみに 23, 24gr あたりはタールっぽいものがかなり出てマガジン辺りが汚れました.セミオートなのでこういう汚れは怖いですね.また今回試射した 47gr では薬莢底部が削れて,かなり高圧になっているようでした.個人的にはギリギリかなと感じていて,ここまでは増やしたくないと思いました.まあ 3000fps まではなんとかいけるって感じです.
ところで 30-06 の結果を追記するとこんなグラフになります.
どちらも 150gr 弾頭です.また 308Win は各薬量1発しか試射してないので線がガタガタしてますが.....308Win と 30-06 のつながりを見ますと,同じ薬量では 308Win の方が弾速が出るというのは通説通りですが,それは燃焼効率がよいからだと言われているようです.しかし実際には高圧傾向が発現する薬量は 308Win の方が少ないため弾速は 30-06 の方が出せること,そして等価的には同じ火薬でも 308Win で使うと burn rate が速いものと見なしうると言えると思います.30-06 と 308Win の差異が分かる,ちょっと面白い結果だと感じました.