トリミングの結果バリが出ている薬莢ですが,このままだと危ないのでバリ取りをします.
まずは電動工具を使ってみましょう.ここでは RCBS Trim Mate Case Prep Center です.他のブランドでも同じようなものがあります.電圧が米国では 120V,日本では 100V と違いますが,とりあえず使えます. マウスの内側のバリ取りです.(chamfering)
次は外側(deburring)
簡単に終わります. 次はハンドツールを使ってみましょう.こんな感じのツールを使います.
右で chamfering,左で deburring をします.使い方は見ての通りですが,片側でぐりぐりっとマウスの外側のバリ取り.
工具を反対側に持って今度は内側のバリ取り.
ちなみに何十個も作業するとそれなりに真鍮が削れていることが分かります.
この分は明らかに薬莢から失われているわけですから,段々と薬莢も消耗していることが分かりますね.
追記:ツールの名前に deburring とかいてあるものはマウスの内側を削るもので,外側は chamfering となっているようなのですが,実際は出っ張っている部分を削るのが deburring で,角を落とすのが chamfering なんですね.で,基本的には同じ道具で最初 deburring して,更に使うと chamfering になるのは,内側も外側も同じなのです.なんで,こういう名付けなのか分かりませんが,上の記載は道具の名前に準じて書きました.
動画による説明ですが,電動工具によるバリ取りはこちら. ハンドツールによるバリ取りはこちらです.
【リロードの実際シリーズ・目次ページ】
Step 12:クリンプ(掲載予定)