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【勝手にFAQ】大口径エアライフルを考える

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日本で大口径のエアーライフルは使えるか

普通に売ってる空気銃の多くは 4.5mm(0.177")とか 5.5mm(0.22") ですね.小さい方が射撃向きで,大きいのは狩猟向きという使い分けです.一般にはこの5.5mm以上を大口径と呼んでいるようですが,法令では8mmを超える口径の空気銃は許可されません.逆に言うと,そこまでは大きいのもアリということです.

近年はプレチャージ式といって,スキューバで使うようなボンベから銃器内のタンクにチャージして,複数回発射できる銃が人気です.またパワーも昔のスプリング式などとは比較にならないほど大きくなっており,大口径の弾(空気銃の世界ではペレットと呼びます)も簡単に扱えるようになりました.そこで見かけるようになったのが 6.35mm(0.25) です.

法律上は 8mm までですから,そこまでは合理性があれば許可されるでしょう.また実際にそのくらいの大きさの空気銃も市場にはあるようです.しかし,ペレットがなかなか入手できないのではないかと思われます.また用途もよく考えなければなりません.

なので現実的には大口径と言えば 5.5mm か 6.35mm ということになるでしょうね.もちろんプレチャージですから,結構な値段だと思います(普通の散弾銃やライフルより高い).ハイパワーなものを四つ足に使う人もいるようですが,特に罠猟の止め刺しに使うことが多いようです.個人的には止めは獲物の苦痛を最小最短に留めるべきと考えているので,装薬銃で一撃にするべきとの立場(*)です.

(*)私は罠も空気銃もやらないのでこう言ってますが,狩猟に於いてはいろんな状況が考えられるわけで,その条件で空気銃の使用がもっとも合理性があるというケースもあるでしょう.例えば罠をかける場所によっては発砲音が大きな銃を使いにくいことがあり,空気銃の利用も伸びているそうです.