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【勝手にFAQ】グリーンヒルの公式(再掲)

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弾頭とツイストの関係

少し前にこちらグリーンヒルの公式という弾頭長とツイストレートの関係を示す公式について述べました.

これは鉛弾頭時代の経験則でしたが,高速ジャケット弾時代となった現在でも,この式を変形したものが使われています.他にも派生はあるかも知れませんが,wikipedia で掲載されている式は以下の通りです.

画像

ここで

  • C: 定数 150(マズル速度が 2800fps を越える場合は 180 を代入)
  • D: 弾頭の直径(インチ)
  • L: 弾頭の長さ(インチ)
  • SG: 弾頭の比重(鉛コアの場合は 10.9 となりルートの項が1になる)

鉛弾で弾速が遅いときの式はこちらで紹介したオリジナルなグリーンヒルの公式と同じになります.

実際にありそうな数字で計算してみると,例えば .308cal の Barnes 銅弾 180gr (L=1.475", SG=9くらいだと思う)を 2500fps で飛ばすとすれば,Twist = 8.8 となります.かなり早いですね.もし 2800fps 以上なら 10.5 になりますので,市販品にあるパターン (1:10") で対応できそうです.でもこの弾速は 308Win では難しく,30-06 でようやくといったところでしょうか.