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【勝手にFAQ】410番スラグレシピ

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410番のスラグ弾火薬量
Lyman本(手元にあるのは 4th と 5th だけ)や Hodgdon のオンラインレシピを探しても,410番のスラグデータは掲載されていませんね.ショットシェルリローディングの難しさは,コンポーネントの組み合わせでレシピが変わってくることだと思います.要するに弾頭が同じでも薬莢やワッズ,プライマの組み合わせによってレシピが異なるわけです.ましてやスラグ用の published load がないということでしたら,危険性のあるハンドロードは諦めて市販装弾を買いましょう. と,建前を言ったところで本題に.笑 buckshot のレシピから推測するとしても,散弾銃はそれほど腔圧マージンが大きくないので,やや少ない薬量から慎重に試射を重ねることが必要になりますね.個人で試射する場合,腔圧試験ができる環境はないですから.例えば 2-1/2" Winchester HS fold crimp の buckshot を見てみます.すると Wad に Remington SP410 を使って,#00 Buck の鉛弾を4粒で,Alliant 410 を 13.0gr,プライマは CCI209 で 1350fps (10700psi) となっています.#00B 4粒は 1/2oz くらいだと思いますから,それ以下のスラグだったらこのくらいの薬量から始めればよさそうという推測ができます.ちなみに Alliant 410 は国内では入手が困難かと思いますが,burn rate が Hodgdon の Longshot に近いので,それを使うと薬量は同程度からでいけそうな感じですね. 余談ですが,もしこのようなレシピを開発するなら,一番欲しいのは腔圧表示ですが,普通はそんなものはないですよね.しかし安全のためにもせめて弾速計は用意したほうがよいと思います.光学式は光源の問題もあるので,現在市販されているものの中で一番のお勧めは電磁式のこちら.
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MagnetoSpeed Sporter です.定価 $189 ですが,上位機種の v3 に比べて半額ですから安いと思います.そのうち衝撃波方式のを自作しようと思ってます(できたらかなり安く作れるはず)けど,Magnetospeed を持ってるので,なかなか開発意欲が湧きません.すみません.苦笑