週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

【今コレ・リローディング(1)】 manual

ハンドロードしていて思うのはいろいろ回り道をしてきたなということです.まあ趣味ですからそれすら楽しいのですが,最短ルートがいい人もいるでしょう.もちろん人によって最適解は違うので,一つだけに絞ることは出来ませんが,私の場合での現在の選択を綴ってみたいと思います.すなわち「今ならコレだな」ということで,「今コレ」と題してエントリします.笑 初回は reloading manual です.ほとんどの本は前半にリローディングの方法が説明されていて,後半が load data になっています.これも何冊も買いまして,半ば集めるのが趣味になってしまいましたが,各社個性があるので,無駄とは思いませんし,それはそれで楽しいです.しかし,最初の一冊として一番おすすめできるのはやはりこちらではないでしょうか.
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Lyman Reloading Handbook で,現在の最新版は 50th edition です.この手の本の中で最も歴史のあるものです.Lyman の本ですから,もちろん Lyman 寄りの記載があるかも知れませんが,それでも中庸な書き方をしていると感じる本です.このことは現に私の持っているリローディング用品が Lyman に偏っているわけではないということで証明されていると思います. もう一冊勧めるとすれば,こちらです.
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Lee の Modern Reloading で,こちらは 2nd edition です.これは強烈に Lee してます.笑 まっさらな人がうっかり読んだら,Lee 沼にはまってしまうと思います.笑 私は幸い Lyman から入ったので大丈夫でしたが.なのになんで勧めるかというと,他の本にはない視点で書かれている記載が多数あって,もし Lee 沼から一歩引いて見ることが出来るなら,これはこれで結構勉強になると思うからです. 古本などでも入手できると思いますが,load data の方は新しい方がよいです.というのも,掲載されている火薬が,現在入手できないようなものばかりでは使い物になりませんよね.また同じ番号の火薬でも性能が変わるものがあるらしいので,そういう意味でも新しい本の方がよいです.ただレシピによっては古い版には載っているけど,新しい方にはないということもたまにあるので,結局何冊もため込むことになるのです.苦笑 リローディング方法も基本は変わらないのですが,お道具の一部は新しい技術が使われて進化しているので,古い本しか読んでいないと気づかぬまま旧来の(それも高価な)方法を採用してしまうということになる恐れがありますね. ちなみに日本だと普通に買えるのは Hodgdon の火薬だと思いますが,そのレシピならオンラインで検索するのが最も便利な方法です(ダイセルはないので DC-300 は IMR3031, DC-435 は IMR-4350 あたりを参考にするしかない).私もオンラインをメインにして,本のデータはクロスチェックに使うだけだったりします.ですから,リローディングの方法は完璧だから,あるいは他でも知ることが出来るからデータだけ欲しい,という人はわざわざマニュアルを買う必要はない,ということになります.(それでも本はなにか一冊でも定評のあるものを持っていることをおすすめしますけどね)