週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

はたらく刃物

図書館シリーズ,今回はこちらです.
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職人さんの使う刃物についての話がいくつも載っています.中には兵庫の猪肉加工屋さんがあって,そこで使われている解体用の刃物に興味があったので借りてきたのですが,ほかの話も面白かったですね.標津の鮭漁師の使うマキリ,江戸和竿東作の剣先など,あとは職人じゃないですが,肥後守を新入生全員にプレゼントする小学校の話もよかったです. みなさんも興味を持たれるとすれば,当然イノシシ解体用の刃物でしょう.どんな名品なのかと思いきや,実はそこの凄腕職人さんが使っているのは,ビクトリーノックスの料理包丁をまっすぐに改造したものでした.解体には何種類か使うようですが,それらはどれも刃がまっすぐなんですね.皮むきするのも先丸のスキナータイプではありません.というのも,スキナーは革を利用するため傷つけないように丸くなっているので,肉の利用を考えるときには意味がないということらしいのです.ただそんなまっすぐな刃物でも写真を見る限りは,皮に穴は全然開いてませんけど.笑 ちなみに猪は百頭さばいて一人前だそうです.先は長いな~.私も巻き狩りに毎回参加していれば数年でしょうけど,そんなに頻繁にはいけないですからね.今のペースだと一人前になるころには引退してますね.苦笑