週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

BAR 用スコープを決める

イノシシ用のBARに付けるスコープに悩んでいました.もう一丁のセミオートには Schmidt & Bender EXOS を付けていますが,同じのってのも芸がないので別のにしたかったのです.等倍からというのは決めていますので,上限をどうするかです.いつもの猟場では4倍くらいまでで大丈夫だと思うのですが,射撃の時にはもうちょっと上まであった方が良いです.スラグならともかく,ライフルは穴が小さいので,それほど目の良くない人には大きく見えた方が楽しいのです.だからといって10倍とかまで欲張ると光学系の設計が難しくなって March 一択になってしまうので S&B で実績のある 8 倍にしましょう. すると EXOS 以外の選択肢は Swarovski Z8i 1-8x24 か March になります.March に傾きかけましたが,既に2本持ってるので,今回は初スワロにしてみることにしました.

画像

これに決めたら,あとは選択肢がいくつかあります.まず reticle は BRT-I か 4A-IF になります.

画像
BRT-I
画像
4A-IF

上のは SFP(second focal plane) で,下は FFP です.上が FFP だったらいいのですが,4A-IF が大きくなっても目盛りがないので御利益はあまりないかもと思いました.価格も3万円以上あがりますしね.目盛りは決まった倍率でしか読まないというのであれば SFP でも問題ないので,ここは BRT-I で決定. 次は Ballistic Turret Flex の有無です.

画像

付いていれば調整が簡単ですが,elevation, windage それぞれ3万くらいかかります.ただの目盛り付きのつまみ1個で3万ですよ.欲しくなるのは遠距離で倍率を高くしたときでしょうから,猟場でだったら BRT の目盛りで合わせればいいじゃないかということで省略します. 最後は mount です.従来のようなリングを使うタイプにするか,Swarovski SR rail にするかです.レールシステムは今まで使ったことがないので,今回はレールを選択.取り付けも簡単ですしね.これに Recknagel のマウントを合わせることにしました.

画像

これならラッピングがどうのという余地もないし,付けるのも簡単でいいかなと.さていつ来るかな?いずれにしても今猟期は間に合わないので,じっくり練習して来期に実戦投入という感じでしょう. 余談ですが,スコープってだいたいライフル本体より高いです.もちろん安いのもありますよ.でも等倍のスコープって設計が難しくて,何万かで買えるようなものは周辺部の歪みがとりきれてなかったりするのです.実猟でガシガシ使うから,ちょっとした歪みなんて気にしないし,安いのでいいんだ!というのであれば,それはそれでいいと思います.私の場合は光学系も趣味なので銀塩カメラと同じようにこだわるのでありました.逆に不思議に思われることが多いですが,銃本体へのこだわりはあまりないです.かと思えば,弾にはこだわる.ま,趣味ですからね.笑