ダイロックリング
うちの 308Win 用のダイです.
どっちもシーターですが,ダイロックリングが違いますね.左の銀色のは...
Forster の cross bolt die lock ring です.一方右の黒いのは..
Redding のダイに最初からついていた純正品です.
違いは分かりますよね.ロックリングはダイをプレスにセットする際の高さを決める働きがあります.ですから,一度設定したら不意にズレたりしないようにセットスクリューがついているのです.
Redding のロックリングはセットスクリューがダイ本体のネジに食い込む形式です.二度と調整しないならそれでもいいかも知れませんが,時々微調整したいときがあって,そのときに問題が発覚します.セットスクリューによってダイのネジが変形してしまい,ロックリング自体が回転しにくくなってしまうのです.
なので Forster のようなタイプの方がダイへのダメージがなくて安心して使えます.Lyman, Hornady などからも同様な製品がでており,いずれも標準的な 7/8"-14 threads のダイに取り付けが可能なので,ダイを買うときに一緒に入手しておくと良いでしょう.
ちなみに Lee のリングはセットスクリューがありません.
下面にゴムリングがはまっていて,滑りにくくする方式になっています.手でも回せるというのが売りみたいです.うちではロックの必要がないダイ,例えばクリンピングダイの一部に使っています.
ところで,現在使っている Forster のロックリングは見て分かるように手で締めるようになっています.Co-Ax で使うためか,他社のロックリングより多少分厚い印象がありますが,それでも指のかかる高さは限られるので,普通のプレスで使うときにはちょっと締めにくいかも知れません.なので,次はこちらを使ってみようと思います.
これならレンチがかけられるので,手締めよりはきつく締められると思います.まあ今までの Forster でもゆるいと思ったことはないのですけどね.