高級なファンネル
ライフルのリローディングにおいて,火薬投入には主に二通りのやり方があります.一つはパウダーメジャーを使って,そのドロップチューブをから直接薬莢に装填する方法です.蛇足ながら,パウダーメジャーってのはこういう道具です.
ドロップチューブ自体もいくつか注意点があるけどあまり細かいうんちくをたれても仕方がないので,今回はやめときます.(いつかやるんかい?笑)
あとはスケール(秤)などで量ったものを投入する方法があります.このときはファンネルという道具を使います.
これは私の使っているものです.リローディングセットを買うと,必ずファンネルは入っているはずですが,多様な口径に対応するために若干大きめになっているんですね.すると,薬莢にファンネルを載せたときにカタカタと揺れたり斜めになったりするのです.
日本では持てる銃が限られているので,自ずと使う口径は決まっているのが普通ですよね,だったら,その口径専用のファンネルを使った方がよいと思います.上のはぴったりと合うだけでなく,下部が真鍮製のため重しになっているので,薬莢に載せたときに安定するという利点もあります.火薬を投入する勢いでファンネルが外れたりしたら最悪ですからね.
というわけで,ファンネルにこだわる人はそこそこいるんじゃないかと思っています.お店を見てたら案の定,こんなのがあるんですよ.
AREA 419 というメーカーのですが,削り出しかな.
これで $100 です.ファンネルとしては高いけども,格好良いなぁ.色の付いた部品は口径によって交換するヘッドが6個付いています.写真では一つはファンネルに装着されていますね.
ただ日本だと所持していても数口径でしょうから,こんなにヘッドが要らないですね〜.笑 またヘッドを交換するのも面倒だから,数口径だったらファンネルをその数持っていたくなるような気もします.そりゃ10口径もあれば,ファンネル10個ってわけにもいかないでしょうけど,2,3口径なら個々にあった方が便利です.
余談ですがこの会社,削り出しで作ったモノをいろいろ出してまして,こんなのもいいなぁと思いました.
けども,ダイが10個しかおけないのがなぁ.3口径あればあふれちゃいます.あとはやっぱり使わないときにはダイは外に出しておきたくはないかも.ホコリが付けばサビを呼びますしね.こういうのはいつも綺麗にしている人が使うのが良いのでしょう.