クリンプというのは弾頭が外れないように，薬莢のマウスを絞ることで，射撃用だったら普通しなくて大丈夫です．でも狩猟用だとマガジンにも弾は入っているわけで，前弾発射の衝撃で弾頭が外れたりしないようにクリンプしておいた方が安心なんですね．猟場で弾頭が外れて，マガジン内が火薬まみれになる人もいるらしいですから．そのためのクリンプダイが各社から出ています．
その内の一つである Lee の Factory Crimp Die はこんな構造になっています．
うちの 308Win にはこれを使っていたのですが，どうもクリンプが甘いです．特にネックの薄い薬莢だと効きが悪いです．調整できる箇所がないので，自分ではどうしようもないかも．仕方なく Redding のを買い足しました．
下の写真で比べると左が今回購入した Redding のダイで，右が Lee のです．見た目が違うのは Lee の方には Quick Change Bush が付いた状態になっているからです．
とはいえ，ここからじゃ違いは分からないですよね．Lee のを上から見るとこんな感じ．
弾を押し入れると，コレットが狭まってクリンプされる構造です．それに対し Redding はというと..
ただの穴ですね．笑 シンプルな分，結果は自分の所為だという感じでしょうか．30-06 用にはもともとこれと同じ Redding のを使っていましたので，安心感はあります．
