週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

各猟共通の防寒

今週のお題「防寒」というわけで,こちら↓では鳥屋猟でのお話,

 

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そして,こちら↓では巻狩での防寒服についてお話ししました.

 

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これらはアウターの話だったので,他の防寒装備についてもお話しします.

 

まず鳥屋では乗ってしまえば雪駄でも大丈夫なくらいなので別ですが,霜が降りるくらいの時期だったら,その他の猟では靴下にカイロを貼っています.

 

ホッカイロ貼るくつ下用

 

効いている時間はそれほど長くないですけども,寒いのは朝方くらいなのでOKです.巻狩とかは雨だったらやりませんしね.(臭いが流れて犬が追いにくくなる)

体の方も背中に貼っておくと,寒さも大分和らぎます.

 

ホッカイロ貼るレギュラー

 

さらに寒くて手がかじかむくらいだったら,ハクキンカイロも使います.

 

ハクキンカイロ

 

ポケットに入れることもあるけれど,普段はカイロベルトで腰辺りにつけます.

 

カイロベルト

 

ただ使い捨てカイロの方が軽いし,シャツに貼り付けるのが簡単なので,よほどのことがない限りは主力はそっちですね.

 

猟が終わって獲物があれば解体作業に移ります.大体は日が落ち始める時間になったりしますし,水仕事になりますから,作業用グローブも防寒手袋を使用します.なんと言っても定番はこちら.

 

ショーワグローブ 防寒テムレス

これは滑りにくくて良いですし,消耗品とはいえ,綺麗に洗って穴が開くまで使えます.北海道みたいに更に寒くなれば,同じシリーズでもっと防寒性能が高いラインナップがありますけど,関東くらいだったらこのくらいで足りています.

 

巻狩での防寒

今週のお題「防寒」ということで,前エントリ↓に続いて,今度はあまり寒くない地域(関東以南)における巻狩での防寒をお話しします.

 

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巻狩では指定された立間まで山中を上り下りしながら移動しますので,その間はあまり厚着だと汗だくになります.しかし立間に着けば,今度はじっとしていないといけないので寒くなります.従って両方に対応できるよう調整可能な服装が求められます.また誤射を防ぐために,オレンジ色などの目立つ色である必要があります.

 

もちろん猟友会ベストでもいいのですけど,軽くて動きやすい服装としては,作業用のものがいいですね.例えばこんな感じ.

 

 

歩くときは前を空けておけばそれほど暑くならないし,じっとするときにはファスナーを閉めれば暖かさが逃げません.値段もそれほど高くないので(狩猟用になると途端に高くなる)ボロボロになればすぐ買い換えられるのでおすすめです.ワークマンのようなお店で選べば間違いないでしょう.

 

あとは帽子については,寒くない時期なら私は猟友会キャップをかぶっています.そして寒くなればオレンジ色のニット帽です.

 

dachstein.jpg

 

ただこのニット帽は厚手のウールで防寒性能が高く,関東ごときではかぶっていると相当暑くなるので,出番は本当に寒い時期だけです.

鳥屋猟での防寒

今週のお題「防寒」ということで,猟期と言えば冬期ですから親和性の高い話題ですね.まずは鳥屋猟での防寒についてお話しします.

 

まず前提ですが,鳥屋というのは,河川管理者の許可を得て,下の写真のように河川の上に仮設した小屋です.

 

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上の写真は一例で,細かい造作こそ違えど,大体こんな見た目をしています.この前の水面にデコイ(おとり)を浮かべて鴨猟をすることを鳥屋猟といい,それこそ昔から行われてきた猟法です.鳥屋は壁があるため横からの風はそれほど問題になりませんが,水面上ですから下からの寒さが上がってくるときもあります.そんなときは私はだいたいこんなパーカーを着ています.

 

 

 

米軍払い下げの M-65 フィッシュテールパーカーですね.私は結構古いのをサープラスショップで買いましたが,レプリカも多いようで入手もしやすいのではないでしょうか.狩猟と言えばオレンジを身につけるのが基本ですけども,鳥屋猟の場合は誰かがこちらを誤射することはない(外から中の人は見えないので,オレンジ色の着衣で事故を防ぐことは出来ない,というほうが正解)ので色は関係ありません.ちなみに鳥屋に乗るまでは船に乗りますから,例え鳥屋内が暖かくても防寒は必要です.

 

また帽子にはこんなニット帽を使っています.

 

 

鳥屋の回りは葦で目隠しをしているため,色は淡い方が見えにくいと思って,このようなアルパカの無染色ニットにしています.まあいくら色を工夫したところで,動いたら鴨からはバレバレなんですけどね.笑

 

なかみまるみえフィギュア・ジビエ編

ガチャガチャコーナーを見ていたら気になるモノがあってつい手を出してしまいました.

 


何かというと「なかみまるみえフィギュア」というタカラトミーの商品でありまして,片方のカプセルを開けると...

 


いきなりイノシシが当たりました.肉の部位が分かるというおもちゃです.ただ分け方がえらくあっさり.笑 もう一つのカプセルは...

 


シカでした.これもかなりあっさりです.

 


まあ子供向けだからなぁ.山の中でシカを見たとき,「あそこは背ロース,美味しそう!」とか思うようになるわけだけど,こんなのを喜ぶ子供もちょっと怖いような.笑

 

ちなみにこのシリーズは全4種だそうです.

 


熊は自分が普段獲ることはないのですが,鴨はよく獲るので,ちょっと欲しい気もするけど,だからといって鴨が当たるまで300円課金し続けるかというと,微妙だなぁ.絶対ダブるし.苦笑 それに部位の分け方も遺憾な感じ.

 


これじゃ,ササミってなんの為の筋肉なんだか理解できないだろうなぁ.まあ立体的についている筋肉を2次元に投影せざるを得ない構造だし,そもそもおもちゃだから仕方ないか.

 

どうせなら筋肉パーツを組み上げて,全体を構成していくなんてフィギュアがあれば,勉強になるんじゃないかなぁ.きっと初心者ハンターにも役立つでしょう.まあ数百円じゃ無理で,デアゴスティーニみたいな感じかも知れませんけど.創刊号は特別定価300円で胸骨に左右のササミ付き,みたいな?笑

初鳥屋

鳥屋にて今期開幕です.

 

dawn of the season


去年の猟期開始直後はマガモばかりだったのですけど,今年はカルが多かったですね.青首はまだエクリプス明けしてなかったです.渡りには時期がまだちょっと早いのかな?同乗者が上手で,自分は弾もあまり使わず....笑

 

結局おやつの時間になっても定数には届かないままで引き上げることになりましたが,日がな一日のんびりおしゃべりも楽しんで私の初猟は終了しました.

 

さてこれから鍋の下準備をするかな.あ,そういえばネギがないや.千住もいいけど,下仁田とか赤はあるかな?

Schmidt ⦿ Bender の狩猟用スコープを考える

Schmidt ⦿ Bender から製品紹介の DM が来たので,何気なくサイトでハンティングスコープのラインナップを眺めていました.スコープに対する要求条件は狩猟タイプによって違いますから,世の中には数多くのモデルが存在するわけです.その中から自分の条件に合うモノを探すのが一苦労,というか楽しみの一つなのですねぇ.笑

 

例えば巻狩で立間(たつま;射手の担当場所)から通り(獲物の想定逃走ルート)を見たとき,射撃位置が近距離に限るのであればオープンサイトやドットサイトでも足りるのですが,参加メンバーにスラグとライフルが混ざっていると,当然見通しの良くない近距離で撃つ場所にはスラグのメンバーをあて,見通しが良くて向こう斜面だったり,通りまで百メートル超も推定されるような場所にはライフル持ちを当てることになります.

 

今回考えてみるのは内地の巻狩に参加するライフルマンで,数十〜二百メートルくらいのパターンでいきます.近距離であれば等倍がいいですし,遠くなれば数倍欲しいですけど,立間はそのときにならないと決まらないので,必然的にズームを選ぶことになるでしょう.シカのように足が長く,バイタルがほぼ丸見えになる獲物なら数倍,イノシシだと下部は隠れるので5倍くらいあると見やすいかと思います.

 

Schmidt ⦿ Bender のラインナップで言うと,まずは Zenith 1.1-4x24

 

1.1-4x24 Zenith


あとは Stratos 1.1-5x24

 

1.1-5x24 Stratos


あたりが良さそうな感じでしょうか.ただ射撃も楽しみたいとなると,上がもっと伸びた方が良いです.そんなわけで,私が使っているのは Exos です.

 

1-8x24 Exos


これは 1-8x24 なので,前の2モデルよりも上が伸びて射撃では的紙が見やすくて楽しいです.狩猟中にはここまで拡大することはないのですけどね.実は Schmidt ⦿ Bender だとズーム比が最大8倍までしかないので,狩猟も射撃も載せ替えずにという欲張りなことをすると Exos までになります.March なら10倍も選択できるので,場合によるとそっちがいいかも知れませんね.本稿は Schmidt ⦿ Bender しばりの話なのでとりあげませんが.

 

というわけで,今回のストーリーで Schmidt ⦿ Bender から選ぶと以上3モデルに絞れます.全長,重量,米国での参考価格を比較しますと以下のようになります.(レティクルなどの選択肢によって重量や価格には違いがありますので,あくまでも参考として.)

 

  • 1.1-4x24 Zenith – 290mm, 492g, $1199
  • 1.1-5x24 Stratos – 267mm, 472g, $1499
  • 1-8x24 Exos - 292mm, 550g, $3230

 

あれ?なんか前より値段が上がったような.円安も加算されるので,国内で調達するとかなりの価格になってしまいますね.前は Exos にするか,March にするか悩むくらいの差だったのに,今だと Exos は選べませんねぇ.これからは国産時代になるのかも知れません.

 

あとは一本でズーム比を欲張るのではなくて,QD (Quick Detach) マウントにしておいて,狩猟と射撃でスコープを分けるという方法も当然あって,その方が中途半端なことにならずに済むかと思います.私は昔 QD だと着脱の度にずれたりするのかも?と思っていたのですけど,少なくともまともな製品を使う限りはそんなことはありません.もちろん装着時にきちんと締め込まないと,撃った瞬間に緩んで,規正位置がずれてしまいます.特に標的射撃で注意が必要です.

 

許可証一式防水パック

今期分の火薬類購入が完了していないのですが,初猟の方が先になるので防水(真空)パックすることにしました.入れるのは最低限必要なものだけで,射撃場会員証などは入れません.

パックの芯には銃砲所持許可証,そして手前に無許可譲受と狩猟者登録証.

 


反対側には,無線の従免と船舶免許.

 


中を出したいときには封を切るしかないですが,火薬類の購入時以外は開けることはないですからね.今までそんな経験はありませんけど,警察官から提示要求があれば封を切ります.マジックカットになっているのでどこからでも手で開けられます.

 

ちなみに複数の無線従事者免許を持っている場合は,その無線設備が使用できる級のものを携帯していればよいとのことです.すなわちハンディ機だったら普通は4アマでOK.車載が 50W なら3アマですね.私の場合は電話級(現4級)や電信級(現3級)も持っていますが,写真があまりに幼すぎるので,2級にしておきました.それでも学生時代ですが.笑