週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

powder measure を考える

ベンチレストをやるわけではないので,それほど精密な計量をする気はありませんが,射撃をするならある程度弾数は用意しなければなりません.すると,powder measure はあったほうが楽です.高いのもありますが,大体 $80 くらいが手頃っぽいですね.構造もほとんど同じだと思います.順に見てきましょう.まずは RCBS.
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Uniflow Powder Measure で参考価格は$88. ついで Lyman.
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No.55 という製品で $85.adjustable cavity が横に入ってるところが RCBS とは違いますね.あとは baffle が標準みたいです. 次は Hornady.
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Lock-N-Load Powder Measure で $72.charge が 0.5 - 265 gr までとれるのがすごいと思いますが,確度は分かりません.そもそも上限近く使うのっていったいどんな弾なんでしょう.笑 Lock-N-Load なので,Hornady の Progressive を使っていると組み込みに便利かも知れませんが,そうでないなら御利益はないかも知れませんね. 次は Lee.
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Lee Perfect Powder Measure です.同じ機能なのに $26 と格安.不満があるとすれば,hopper(火薬の容器)が不透明だと中が見えないことでしょうか.(写真では不透明に見えましたが,実物は赤透明なようですので,問題なさそうです.) 最後に Redding.
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3BR Measure with rifle insert で,$154 です.これだけ大分高いですね.理由としては薬量の調整がマイクロメータになっていることと,baffle も標準のようです. 私はプレスを RCBS にしましたので,powder measure も RCBS にしました.正直この手の道具はすでに枯れており,ある程度の値段の物なら色くらいの違いしか無いかとは思うのですが.Redding にしなかったのは塗装がつや消しだったので汚れを拭き取るのが大変かも?と思っただけです.使ってみないと分からない違いはいろいろあるのかも知れませんが,それはこれから勉強かなと.(ただし余程のことが無ければ買い換えるようなものではないですよね) ところで RCBS だけでも実はいくつかラインナップがあります.先ほどの Uniflow を標準として,Quick Change Powder Measure ($90) は hopper が大きい,ピンを抜くだけで metering assembly が交換できる,drain attachment がついてるなどの違いがあります.が,普通のライフルしか考えてないので薬量もそれほど変わるわけではないし,いらないかなと.あとは Competition Powder Measure ($120)は,baffle とマイクロメータが標準装備なところが違います. この手のメジャーは hopper 下部から,薬量を cavity (insert) の体積で測り取るので,hopper に多くの火薬が入っている場合は圧縮されて,拾う火薬が多くなってしまう可能性があります.その変化を軽減するために Baffle が hoppe の中にあったほうがよいと考えられるわけですが,構造が単純ですし,オプションで $8 くらいで買えますから,uniflow を買った上で baffle を自作するなり買うなりすればいいと思い,私は uniflow を注文しました.薬量をそれほど変更しないのであればそれで十分なのですが,その後自分の場合変更の頻度が高そうだと言うことが分かりましたし,実物の目盛りは意外と見づらい上に,一回転させたときの薬量の変化もそこそこあることが分かったので,あとから micrometer insert ($42) を注文する羽目に陥りました.だったら最初から competition を買っておけばよかったので,もし RCBS を選んで,なおかつ薬量を頻繁に変える可能性がある,という人は参考にしてください. 後日 RCBS Uniflow (competition mod) の性能評価を行い,その結果をお見せしたいと思いますので,興味のある方はお楽しみに.(誰も無いって?苦笑)