弾頭鋳造・ルーブを考える
ルーブと言っても,リサイジングダイに通すときに薬莢に付けるものではなく,鋳造鉛弾頭(こっちの俗語では boolits といいます)に付けるほうの話です.発射時に鉛弾はライフルに咬みこんで表面が削れますが,バレルにどんどんたまっていってしまうのを防ぐ為にルーブを鉛弾の溝に埋め込んで使います.主には蜜蝋,パラフィン,ワセリンなどが使われてるようです.
一応 lube sizer 発注時に一緒に専用の lube も注文してはあります.こんな感じのですね.
一本で $5 くらいですが.最初は他のものと一緒に輸入したとしても,消耗品ですから次に注文するときにちょうど他の物を買うかは分かりません.(送料が高く付くため)
そこで早めに代替を考えなければなりません.これ自体を自作するのもアメリカでは広く行われているようです.その中の一つはトイレのガスケットを使う方法のようですが,日本ではあまりこの手のガスケットは使われていないようです.もちろん成分毎に買って来て混ぜて作るのもよいと思いますが,日本では材料そのものが結構高価です.かえって送料がかかっても普通にルーブを買った方が良いくらいではと思うくらいですね.苦笑
で,思いつきました.ジュエリーを自作するとき,ロストワックス法という方法があります.これは原型をワックスで作って,石膏などの雌型に埋め込み,そこに金属を溶かしたものを流し込むのです.この時使うワックスはこんな感じのものなのです.
形まで似てますよね?色によって堅さが違うのですが,蜜蝋,パラフィンなどから作られているようなので,基本的にはルーブと一緒です.値段は 600 円くらいするので同じくらいで,安上がりに済むという話ではありませんが,とりあえず在庫が払底したら,近所の彫金用品屋に行けば済むということでしたら気が楽になります.
これに関しても忘れなければ(笑)いずれ試して報告します.