リローディングプレスの固定方法

みなさん，いろいろ工夫されていてすばらしいアイディアを見かけることもありますが，いざやってみようと思っても，もろもろの制限で自分のところでは再現しにくかったりすると思います．ここでは一例としてうちの場合を紹介したいと思います． まず現在のうちのプレスまわりはこんな感じになっています．

プレス自体は板に固定してあって，その板を天板にクランプしています．これにより使用しない場合は外して，机は別の作業が出来るようになります．手前はこんな感じでCクランプです．手前左側と

手前右側

奥側は天板と板の厚さの和だけの高さのコの字金具をはめこんでいるだけです．

ネジ留めしているわけではないので，すぐはずれますが，板が上に浮かなければ良いので，これで十分なのです． このように作業するときだけプレスを設置する例は多いようです．その際，このような板には直接プレスをマウントする方法もありますが，ボルトが出てしまうので，その分板厚を大きくして逃げを彫るか，二枚重ねにする必要があります．そこでうちでは専用のマウントボードを使いました．これならネジ留めで済みます．

写真では３つしか見えませんが，４カ所留めです． ルーブが利いていて，薬莢に問題がなければそれほど力は要りませんが，ルーブの塗布が不十分な場合は焼き付いてしまい，プレスが板からはがされるほどの力が必要になってしまう場合があります．このボードだと４カ所をネジで留めているだけなので，そうなりやすいです．うちも一回やってしまいました．フルサイズの時にはくれぐれもルーブは完全に行う必要があります． ちなみにこの方法の利点ですが，クランプは手前だけで，奥はひっかけているだけなので，取り付けは楽です．欠点は板のサイズが小さいとは言えないのと，プレスの付いている側が重いので，しまったり出したりするときのバランスに注意する必要があります． 理想的なのは，外しているときは机側に何も残らない，プレス側も大きくならず仕舞うときに楽な形状，取り付け取り外しが容易で手間いらず，取り付けが強固であることです．これら全てを満たす方法があればいいのですが....．何かよいアイディアがあればお教え願いたいです．