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ホジドンロングショット推奨雷管散弾用の雷管は 209 というタイプを使います．ライフルのように同じサイズでマグナム用とかの別はないので，ブランドの差くらいですが，実際のところは入手できるものを使うしかないというのが日本の事情ではないかと思います．ですから，選べるならどうするか？という話ですよね．
ただし燃焼特性を考えた場合には，薬莢（ベースワッド）やワッズの構造の方が多大な影響があると思います．相対的には雷管の影響は無視できる程度ではないかと．といっても，私が使ったことがあるのは Winchester と Federal だけですけど．で，どっちもロングショットで使って差は感じていません．
それより薬莢と雷管のサイズ的な相性の方が重要です．現在市販されている日本製の装弾は，雷管付きの薬莢の状態でヨーロッパから輸入したものから組み立てられています．ですから，薬莢はヨーロッパ製な訳です．同じ規格のはずですが，雷管の直径は Winchester や Federal といったアメリカ製のものは，ヨーロッパ製に比べて小さくできています．すると，ヨーロッパ製薬莢に米国製雷管を装着すると緩くて脱落すると言うことが起きるのです．
ヨーロッパ製雷管を使ったことはないので，逆をやったことはありませんが，多分非常にきついとか入らないとかいうことになるのではないかと思います．
結局雷管を選ぶときには，火薬との相性より，薬莢とのサイズの相性を考える方が先だと言うことになります．
数年前からうちでは Winchester 雷管に薬莢も Winchester AA/HS を使っています．これに Longshot を入れていますが，エアスペースが気になるものの，特に異常は見られていません．
