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【勝手にFAQ】308Win の薬種と薬量

今回の検索ワードはこちら.

308ウィンチェスター+適合パウダー

308win火薬量

違う方の検索だと思いますが,まとめてエントリします.

薬種も薬量も使用する弾頭によって異なりますが,「適合」という意味で言えば割とおおらかに決められます.「最適」というとまた別の観点がありますが.

まず適合パウダーというのは,基本的にリローディングマニュアルに載っているもの,ということが言えます.リストは弾頭ごとに burn rate の速いものから順に載っているので,上と下の間であれば概ね適合していると考えてよいでしょう.Lyman 50th を見てみますと,150gr 弾頭であれば,2015 から H-380 の間,168gr であれば IMR-3031 から IMR-4350 の間がよいようです.

ちなみに DC-300 のような国産火薬は載っていませんが,概ね IMR-3031,DC-435 なら IMR-4350 とまずは類似していると考えてレシピ開発することになります.マニュアルを見ると IMR-3031 は 110gr から使えますが,重い方の限界は 178gr で,これ以上になるとリスト落ちです(速すぎるという意味).だからといって IMR-4350 はリストの最後の方ですから遅いです(火薬をたくさん入れないといけない上に,弾速も出ない).ダイセルさんにはこの間,例えば IMR-4064 あたり相当も出して欲しいですね.

おっと,脇道に逸れました.結論ですが 308Win の場合,165gr より軽い弾頭であれば DC-300,重くなれば IMR-4064 あたりが適合すると思います.

さて薬量の方に行きましょう.もちろん求める弾速によっても異なります.仮に DC-300 互換と考えられる IMR-3031 に固定したとすると,その最大量は以下のようになります.

弾頭[gr]/薬量[gr]

110 / 45.0*

125 / 44.0*

150 / 43.5*

168 / 42.0

178 / 41.0

また IMR-4064 だとその最大量は以下のようになります.

弾頭[gr]/薬量[gr]

150 / 48,0*

168 / 45.0*

178 / 44.3

190 / 41.0

ちなみにグレイン数のあとに * がついているのはコンプレッションロードです.