wad には cushion part がない，もしくは短いようなものと，十分あるものがあります．十分 cushion がある wad を使うと shotcup が小さくなりますから，必然的に light load になるので，選ぶ powder は burn rate の速いものになります．逆に cushion がないとか小さいものだと heavy/field load となるので，遅い火薬という使い分けをしますね．
ところが茶本によると，実は payload で burn rate が変えるというより，cushion で変えるのがよいらしいのです．まあ実際は payload で cup が限定され，そこから cushion が決まるのが普通ですから，target load = fast powder, field load = slow powder でいいのですが，hull を切ったりした場合に cushion が短い wad を使わざるを得なくなったら，それが例え target load であっても slow powder にしたほうがいいということになるようです．
まあ，燃焼空間の初期の拡張レートは，ガスシールの移動速度で決まるわけですから，納得できる考えではありますね．
