高きに流れてみる?
鋳造弾頭をライフルに使う場合は,その硬度が出せる弾速に関わってくるので,鋳造後に硬度を測定する必要があります.もちろん純鉛だったり,合金でもその構成比が分かっていれば測定しなくても硬度は分かりますが,うちの場合はいろんな出自があるので分からない場合もあり,現在は鉛筆法で測っています.しかし,鉛筆の削り方や当て方にコツがあって,主に曲面で構成される小さな弾頭は難しいです.
そこでこんなテスタを導入しようと思っています.SAECO の Lead Hardness Tester です.
結構お値段もはりますし,用途がほんとそれだけなので,どうしたものかと思うのですが.
ちなみにもうちょっと安く済ませるには Lee のこんなのもあります.プレスに付けて,弾頭にとがった部分を押しつけ,そのへこみをルーペで見る方法です.その大きさが大きいほど柔らかいので,何ミリだったら BHN がいくつ,みたいな変換ができるわけです.ちなみにお値段は SAECO の概ね半額となります.
安きに流れる(笑)なら断然 Steadtler Mars Lumograph の一択なんですけど,扱いが難しく絶対値に自信が持てない面もあります.
まあ弾速を控えめにすればいいのですけど,もう少し上の可能性を開拓したいなと.そのためには定量評価できる指標がほしいと思った次第です.