週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

WAA/HS と Longshot

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WAA/HS って,ベースワッドがこんな風に上の方(赤い線)まで伸びています.昔の compression formed の WAA と類似した形状によってレシピが継承できるという謳い文句でした.ところがうちの標準鴨弾レシピでは火薬が遊んでしまうのです.撃った感じではそれほど問題は感じませんが,consistency が確保されているかどうかは分かりません.正直言って工場装弾(Remington Express Long Range)を使っていたときより外してる自覚はあるのですが,当たらない理由が多すぎて弾だけの所為にできないからです.笑 とはいっても結構解脱(笑)してきたようで,あまり獲れなくてもそれほど気にしないようになってきたというのもあり,ここ何年もうちの鴨マグナムレシピは WAA/HS + Longshot で来ました. ところが以前エントリしたように,compression formed はマグナムに適さないという記載を茶本で見て,心が揺らいでおります.で,IMR Blue などの話題も出て,違う火薬が使えたらいいかもと思った次第. とりあえず現状の WAA/HS に Longshot を使った場合,何 grains 以上にすればいいか見てみましょう.まずは base wad に接触してとまる位置を確認します.

 

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結構高いですよね.そして Longshot を base wad を越えて,挿入した wad の gas seal が接触する高さまで入れます.

 

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今回は下限を知りたいので,軽く触れるくらいにしました.で,そのときの薬量を測ります.

 

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結局遊ばせないためには 45.5gr は最低でも詰めないといけないと言うことです.圧をかけるならさらに入れないといけません.WAA/HS + Longshot の組み合わせを検索すると,1-1/2oz で WAA12R の 28.0gr が最大ですから全然遊んでしまいます.payload を軽くすると薬量が多く必要になりますが,それでも 1-1/8oz で Remington R12L を使ったときの 37.1gr が最大ですから,まだ足りません. 現時点での結論としては,WAA/HS + Longshot はあまり相性がよくない可能性があるので,鴨マグナムでは straight wall の hull で良さそうなものを探そうかなというところです.日本製の市販装弾はヨーロッパから primed hull を輸入しているようなので,悩みどころではありますね.次なる定番を見つけるのはいつになるかな?