週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

違法拳銃は散弾銃より多い

先日,彦根の交番で上司を射殺した事件がありましたが,それに関する記事の中でこんな言及がありました.

「実際には押収量の数百倍にもあたる15万丁の銃が違法に流通しているといわれます。近年は取り締まりが厳しくなり、これでも減ってきている数字です。ひと昔前は20万丁が流通しているといわれていましたから。持ち主のほとんどは暴力団です」(銃問題に詳しいジャーナリストの大谷昭宏さん)

「いわれます」ってことなので数字自体の精度は分かりませんが,それなりの根拠はお持ちでしょうから信じるとすれば,15万丁というと相当な数ですよね.最新の統計(H28)では,ライフルが3万丁弱,ライフル銃以外の猟銃が14万丁強,空気銃が2万4千丁強とあります.ライフル銃以外の猟銃とは散弾銃が主で,射撃用の拳銃の数はそれほど多くないでしょうが,いずれにしても非合法拳銃の数は我々の散弾銃より多いと言うことになります.

違法な拳銃と我々が合法に所持している猟銃は目的からして全く異なるものなので,比べること自体がナンセンスではありますが,自分から見えていない世界の深淵を垣間見た気がしたのでありました.苦笑