週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

Pro Melt-2 を考えたがやめた話

現在は弾頭鋳造に Lee Production Pot IV を使っています.
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110V 版です.定格は 500W ですが,日本は 100V なので単純計算で 400W くらいしか出ていないかも知れません.でもツルツルいっぱい(笑)とまでは行かなくても結構めいっぱいいれてちゃんと使えます. ですが,RCBS からの新しいのがちょっと欲しくなり,次期買い物リストに入ってました.
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しかし吟味をすすめるため取説を見るとネジ類が metric なので,OEM っぽい感じですね.どこが作ってるのかな??中国あたりな予感も.... 25LB も入りますが,100V で動かしてどのくらいの使い勝手なのかは気になりますね.ただ PID のコントローラーを先日作ったので別にここまでのを買う必要は無いということに今更気づいたりしました.笑 今の状態よりアップグレードするとすれば Lee Pro 4 にするのが妥当かも知れませんが,鉛を入れた状態で止めると,今の Pot IV でもずっしり重いので,Pro 4 だと持ち上がらなくなるかも?笑 ところで同じような製品で Melter というのもあります.違いは鉛の注ぎだし口が底についていない,ただの鍋のようなものです.
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これは安いですが,鍋でやるのと同じ事ですね.普通のモールドを使って鋳造するならやめたほうがいいと思います.昔風に柄杓で注げばいいと考えるかも知れませんが,それに注ぐときの温度は下がりますし,湯口からあふれる量が多くなるかなと思います.そして何よりヒューム対策を考えると,上側へのアクセスをしやすくしないほうがいいかもしれません.あとは溶けた鉛の表面はいくらフラックスでキレイにしても若干は不純物が浮いてきますので,それがモールドにかかって汚れそうです.まあ ladle を使って鋳造したことはないので想像ですが. ちなみに鍋でやるのと同じことと書きましたが,同じなのは上から取り出すということだけで,実際にやる場合には鍋の方が危なそうです.多分ベランダとか外にカセットコンロやキャンプ用のストーブを置いてやるでしょうが,鉛を入れた鍋は非常に重いです.バランスを崩して鉛がこぼれると危ないですし,そこが濡れていたりしたら水蒸気爆発で溶けた鉛の粒が飛んできたりします.大惨事につながることはやめましょう.