週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

猪・鹿・狸

図書館のジャケ借り(笑)で今回はこちら.
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最後の狸は人によると思いますが,猪も鹿も猟でとりますから,狩猟関連かと思って借りたわけですね. ところがこれは民俗学の本でした.ただ遠野物語が好きな人だったら,絶対これは面白いと思います.新しいので例えれば山怪とかに近い話も入っています.かくいう私もすっかり夢中になって楽しませてもらいました.時代としては明治で,この本も自体も昭和初期にまとめられたもののようです.表紙の見たでてっきり最近の本だと勘違いしてました.笑 文体は若干は今風に改められているものの,基本的には言葉遣いも含めてちょっと昔っぽい感じ.現代風であれば1時間くらいで読み終わるような厚さですが,これは結構かかりましたね,いや,楽しめたといった方がいいか.笑 最初は猪に関係する話,次が鹿,最後が狸という感じで,中には狩猟関連の話もありますが,基本的にはそれに限らず,その動物に関わる昔話が盛り込まれています.一番最後にはおまけで鳥の話もついています. 私にはとても面白い本でした.今年読んだ本の中で暫定一位です.今回は図書館で借りて読んだわけですが,機会があれば自分でも入手して,手元に持っておきたい一冊だと思いました.