週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

けもの道の歩き方

今年最後の図書館シリーズはこちらです.
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以前ご紹介しました「ぼくは猟師になった」の千松信也氏の著作ですが,続編というわけではないです.前刊が如何にして猟師になるに至ったかという謂わば個人史でありましたが,こちらは過去から現在,そして未来の猟師像を考えます.多くの資料を客観的に研究した上で私見を述べており,あまり考え方が偏っていないと感じました.まあどちらかというと私の考えと近く共感するところが多いからでもあります.笑 例えば狩猟学校とかいうけどどうなの?とか.狩猟をやっていて感じるちょっとしたいくつかのモヤモヤが明文化されることで改めて理解できて晴れた気がします. へ~と思ったのはベジタリアンが狩猟に興味を持つケースがあるというお話です.ベジタリアンはみんながみんな肉を忌避しているわけではなく,畜産の環境負荷の点からベジタリアンになったケースもあって,そういう人は狩猟でとったものを食べるのは自分の考え方に反することではないというわけです.なるほど,そういう考えでいえば私もある意味ベジタリアンなのかも知れません.とはいえ,猟期外は肉を買いますので半分どころかクオーター(1/4)未満ですが.笑 でもそういうのはベジタリアンじゃない別の名前にした方がいいかも知れませんね. ともあれ,狩猟に興味がある人が読むと,いろいろ参考になると思うおすすめの一冊といえます.