わな猟の教科書
図書館シリーズ連投の今回はこちら．
「これから始める人のための わな猟の教科書」です．シリーズになっていて「狩猟の教科書」「エアライフル猟の教科書」につづく第３弾となります．
私は罠はやってないもので，とても興味深く読みました．イラストや写真も多くて分かりやすいです．「これから始める人のための」とついている通りで，これからやろうとする人に向けての本としてはかなりよくできていると思いました．
気になったのはバネの特性の説明でしょうか．自分がどっちかというと理系だからと言うのもあるかも知れませんが，不正確な記述というか，不適切な例え話がちょっと気になりました．この部分の監修は罠用品のお店の方がされており，この会社はもともとはバネ屋さんだったので，本当だったらもうちょっと正確に書けるだろうにと思いました．かえってわかりにくくなってるように感じます．
他にもいくつか気になる点は散見しましたが，どこだったか忘れるくらいですから，些末なことだったのだと思います．またそれほど多くはないものの，最後に料理の話もいろいろ出ていて勉強になりました．私は週末猟師なので，なかなか罠には手を出せませんが，獲物との知恵比べはとても面白そうです．そのうちサンデー毎日になり，猟場が近くだったら挑戦してみたいと思いました．
というわけで，表題通り，これから罠をやってみようという人にはかなり適した本だと思います．
