写真集
今回借りたのはこちら.
「写真集」という名の写真家・幡野広志さんの写真集です.
なぜこの写真家の本を借りたかというと,以前個展を見に行ったことがあって名前を知っていたというだけなんですけどね.狩猟の写真が並んでいて,そのとき展示されていた写真には残念ながらほぼ共感できませんでしたが,さらに時間をかけて組み立てたであろう写真集ではどうかな?と思って借りてみたのでした.
結局この写真集でも狩猟者として共感できる狩猟の写真はなかったです.彼が狩猟をやめた理由が分かった気がしました.ここで表現したことが彼にとっての狩猟であるなら,なるほど,そりゃ続ける意義も感じないないわけだ,と思ったのです.
反面,息子さんの写真はいいです.すごくいい.彼が子供にもっている愛情が感じられる写真です.
結局絵画も当然そうなのですが,写真も表現の手段としてとらえると,撮影者の見方の外のことは表現できないのかも知れないと思いました.