週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

初鳥屋2019

今期初鳥屋撃ちしてきました.鳥屋撃ちの朝は早いです.深夜のうちに自宅を出て,未明には鳥屋入りします.と,ここで(私の想定する読者のみなさんには自明でしょうけども,偶然来られていたり,猟に興味があるけどやったことなくて)鳥屋って何?という方のために説明しましょう.鳥屋は川に下りてくる鴨を狙って待つ小屋で,芦原の川縁にこんな感じに建てられています.
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まっすぐ前から見るとこんな感じ.
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もちろん岸からの接近は困難なので小舟で乗り付けます.堅苦しい話をすると,河川にこのような私的な小屋を勝手に建てることは出来ません.毎年国交省から許可を受けて,猟期の間だけ仮設しているものです.この鳥屋には持ち主=管理者がいて,猟期の始まる前に仮設,猟期中は船頭さんを自分でやるか雇うかして,そこへの往復やおとりの設置,獲物の回収などをします.まあ遊漁船と同じですね.興味がある方は銃砲店に聞くと,料金なども含めていろいろ教えてくれると思います.大体は複数の鳥屋と付き合いがあって,いつ頃どのくらい獲れているという情報が入ってきています.とはいえ,私などは獲れようが獲れまいが,行く鳥屋は決まっていますけども.この辺も釣り船と似たところがありますね.笑 ちなみに鳥屋撃ちをしたことがない人だったら,誰か経験者に同行してもらうことをおすすめします. さて暗い内に鳥屋に入り,中の支度を調え,船頭さんがおとりの設置を済ませてくるころには,少しずつ明るくなってきます.
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大体夜明け前には鴨は鳥屋の前に大集結しているのですが,彼らは時計を持っているようで,夜明け時刻の5分前にはみんな飛び立ちます.で,夜明け時刻になると何もいません.お約束ですね.苦笑 仕方なく葦の隙間からのぞいて,飛んでくるのを待ちます.笑
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で,時々飛んできたらババーンと.
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昔は朝のうちに定数満了して,さっさと帰ったりもしてたのですが,近年は昼になってもそこまでいかず,待ちくたびれて帰るほうが多くなりましたね.苦笑 というわけで,この日はお昼ご飯を食べたあとで帰ることにしました.でもまあクリスマスパーティーができるくらいは獲れたので良かったです.