週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

猟人たちの四季

図書館シリーズです.
kariudotachinoshiki.png
図書館の分類としては児童図書になっていてルビも多く振られていますが,時折大人な表現(笑)もあったりします.時代としては戦後,昭和中期ではないかと思います.時代こそ違いますが,デルス・ウザーラ(こちらは帝政時代)を思い出すような感じ.やってること変わらないんだなと.笑 さすが児童書,あっさり読了.人名以外(みんなカタカナの長い名前ですから)はね.笑 オオカミの子を拾って育て自分の猟犬にしたり,アカシカの袋角を煮て薬にする話とか興味深かったです.個人的には銃や弾薬の話が詳しければさらに楽しめたのですが,出てきたのは散弾銃とカービンという語くらいで,詳しいことは全然書いてありませんでした. 一番詳しいと思ったのが,登場人物の一人のナターシャという女性狩猟学者が,熊撃ちに行く時に「自分の単銃身の散弾銃に用いる四つの銃弾に重い弾を込め」という記述でしょうか.訳が微妙で,元々はロシア語で書かれたお話なので,元がどんなニュアンスだったのかまでは分かりませんが,スラグを4発ハンドロードして持って行ったのだろうという想像をしました.ちなみにそのときの熊は同行者の持参していたカービン(ライフル)をナターシャが借りて仕留めていました.同行者がナターシャにライフルを使わせた理由なのか,彼女が持ってきていたスラグよりライフルの方が威力があることを暗に匂わせる表現として「射撃の反動はあまりにも強烈で」とありますけど,私には 30-06 フルロードより,12GA スラグの方がリコイルは大きく感じますけどね.笑