週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

狩猟用ハンディをバッテリから考える

ハンディ機を狩猟にしか使っていない人は割と多いのではないでしょうか.猟期以外は放置しているので,例えば巻狩前夜に充電しようとして,充電されず,なんていう人もいそうです.充電池は使わなくても劣化しますからね.

 

こんな年間スケジュールだったら,交換の容易な乾電池が便利ですけど,なにせ単セルの電圧が低いのでパワーを出すには本数が必要でバッテリーパックが大きくなってしまいます.当然重くなってイヤですよね.ニッカドも同様,というか更に電圧低いです.

 

結局 5W 出すなら,今ならリチウムイオンしか選択肢はないと思います.もちろんこれにも寿命はあります.技術があれば中のセルだけ交換できるパターンもあるのですけど,基本的にはバッテリーパックを買い換えることになるでしょう.しかし,ハンディのバッテリーパックは,その機種固有のものだったりするので注意が必要です.新しいバッテリーパックが入手できないばかりに,無線機ごと買い換えなければならないなんてパターンもあるわけですから.

 

そこでアイコムを見ると,ここ十年くらいは新規モデルに採用されているバッテリーパックの形状は変わってないようです.

 

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無線機自体はいろいろ代替わりしてますけど,バッテリは共通なのです.もちろん今後も変わらないという保証はないですけども,割と新しい IC-705(ポータブル機で形状が異なる)にさえも,このパックが採用されているところを見ると,独立電源機にはこのシステムを継続使用させようという意志を感じます.このシステムを資産と考えているのではないかと.確かに無線機屋からすれば多種多様なバッテリを在庫する必要もないし,ユーザーもハンディのバッテリがそのまま使えるから,モービル機もアイコムにしようとか考えたりと,利点は多いですからね.

 

八重洲はどうかな?と見ると,C4FM の一桁Dモデルはバッテリーが共通っぽいですけど,あとは FM ハンディを含め,みんなバラバラの形式になっています.唯一 VX-3 が汎用の NP-60 を使用できるのが利点ですけども,単セルなのでパワーが出せません.

 

というわけで,無線機なんてとにかく安いのがいいと考える人もいるでしょうけど,こんな視点も持っておいた方がいいかも知れませんね,というお話でした.

 

そうそう,ニッケル水素は満充電で保管しておくことが多かったと思いますけど,リチウムイオン電池って空はもちろん,満充電での保管も寿命が短くなります.猟期が終わったら半分強残量がある状態で保管するのがいいですよ.あと高温多湿になる場所は避けましょう.私はそこまでしないけど,冷蔵庫にいれておく人もいるみたいです.