週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

週末猟師

今回の図書館シリーズはずばりこちら

 

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はい,その名も「週末猟師」です.あ,私が書いた本じゃないですよ.

 

「週末猟師」で検索すると,以前はこのブログが最初に出てきていたのですけど,あるときからかなりページを進めないと出てこなくなってしまいました.それはこの本が出たためでした.まあ日曜大工と同様,一般名詞みたいなものだから仕方ないとは言っても,検索ででなくなった所為かここも PV 数は激減しましたね.苦笑 今でこそようやくリストされる程度には戻ってきましたが....そんな話はさておき中身の話にいきましょう.

 

表題こそ週末猟師と趣味性を感じさせるものですが,基本的には筆者本人のジビエ販売ビジネスの話です.何人かお仲間紹介でインタビューが載っていますけど,どちらも一般的な人ではないです.例えば普段から山をガシガシ登ってきた経歴があるとかだから出来る話なので,なんとなく始めたいという層には参考にはならないかなぁと.ビジネス面ではコロナと放射能問題は織り込まれているものの,今流行の豚熱の話はないです.小動物へのシフトがその対応なのかも.地域差もありますしね.

 

なお疾病で猪が大分減った地域では,元に戻るまでには何年もかかると思いますし,有害駆除の定常的な補助も来年くらいにはなくなりそうなので,これからビジネスに参入しようというのは厳しいと思います.筆者は補助金がなくなったあとでも続けられるようには考えているようですが,今後どのようなビジネスになっていくのかを見てみたいですね.

 

というわけで,将来的にはどうかは分からないけども,このようなビジネスモデルがあります,ということを知りたいのであれば良い本だと思います.対して個人で狩猟を趣味として始めたいという場合には,あまり参考にはならないかなと.この表題で期待するのは,普段は都市部で普通に仕事をしていて,週末にふらっと猟場に遊びに行ってそのプロセスと猟果を楽しむということですよね?それだとちょっと違う.そういえば,図書館でもこの本は「ビジネス」に分類されてましたから,そういうことなんでしょうね〜.表題と中身がマッチしてないと思いました.

 

あ,そうそう記事に出ていた一人は,さすが普段から山歩きをしていただけあって,鹿がどの辺りにいるかを知っていて,実際に初猟でいきなり獲っちゃったという話がありました.獲ったらどこかに報告するんだっけ?と電話で聞いたりとかの下り.特に報告することはないと書かれていましたが,実際はそのときはなくても,猟期が終わって許可証を返納するときに,どこで何を獲ったかの報告義務はありますのでご注意ください.私は火薬記録簿に使用弾数と共に書いておくようにしてあります.警察での銃砲使用状況調査でもそういうことまで聞かれますしね.場所については県への報告では狩猟地図のグリッド番号,警察へは市町村名です.