週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

【勝手にFAQ】週末猟師になりたい

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週末猟師+なるために
えーっと,週末猟師になるにはどうしたらいいかってことですね. 基本的に週末猟師と言うことは普段は仕事をしていて,休みの日にだけ猟場に行けるということと解釈します.この場合,わなや網による猟は不可能ですので銃猟ということですね.まず必要なのは銃(と,その所持許可),それに狩猟免状と狩猟を行う都道府県の狩猟登録です. 狩猟免状を取得するにはだいたい8月から9月くらいに実施されている試験を受けることになりますが,通常その前週くらいに猟友会が主催する講習会があるので,これを受けておくことが未経験者には必須だと思います.銃猟免状を取得する時には銃の扱いも試験範囲に入りますが,銃の種類(上下二連,自動,各種形式の空気銃)によって扱いが違っていて,自分が持っていない銃のことも分かっていないといけません.もちろん講習で教えてくれますが,銃の所持許可は狩猟の試験を受ける時点で持っている方がよいとは思います.所持許可証を持っていれば,受験時に診断書と住民票が不要になります.試験に合格すると以下のような狩猟免状が交付されます.
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なお狩猟免状をとっただけでは狩猟は出来ません.それをもとに,狩猟を行う都道府県に対し狩猟登録申請を行って,以下のような狩猟者登録証の発行を受けなければなりません.
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この登録には狩猟税などが掛かりますが,申請時点で狩猟者登録用として当該年度に再交付を受けた狩猟免状又は各都道府県猟友会長が原本と相違ない旨を認めた狩猟免状の写しと,当該年度の一般社団法人大日本猟友会の共済事業の被共済者であることの証明書,あるいは損害保険会社の損害保険契約の被保険者であることの証明書又は資産に関する証明書というのが必要とされていますので,猟友会に入っておくほうが格段に楽です(猟友費に保険料が含まれている).もちろん入らないでも以上のような書類が揃えられれば問題ありません.狩猟の保険は5千円くらいから掛けられると思います. 猟友会に入った方がいいかどうかと言えば,私は入るべきと思っています.しかし猟友会の支部によっては単に狩猟登録の代行組織になってしまっていて,それ自体ではなんの行事もしないところがあると聞きます.そのような場合は,地元の猟友会にこだわらず,同じ都道府県内の近隣の猟友会に入ることも出来るはずなので,銃砲店に聞いてみるといいと思います.(銃砲店で猟友会の事務を兼任しているところがあって,そういうところは自店で管理している猟友会を勧めてくるので,その中でよいところがなければ,何軒か銃砲店をまわった方が良いかも知れません.) 猟友会に入ったからと言って,その会で一緒に狩猟をするというわけではなく,別の猟友会の人たちとの方が一緒に行く機会が多かったりすることもあるでしょう.その支部にだけ縛られると言うことではないので,心配することはありません.しかし,猟に一緒に行かないとしても,ある支部に一度入ると,よほどの事情がない限り別の支部に転籍するというのも微妙な話になってしまうので,最初によくそれぞれの猟友会の特徴を研究して,気に入ったところに入るのがよいです. なお猟を始めたばかりの人が猟友会にも入らず,単独で出猟することは全く推奨できません.狩猟免許を取ったばかりの人は,あくまでも最低ラインの知識を持っているということが認められたということにすぎず,実際に猟に出ると試験勉強の知識や,本で読んだとかネットでみたとかいう話だけでは解決できないことが山程有ります.先輩に連れて行ってもらって,面倒を見てもらうことが特に安全な狩猟を行うのに大事なのです.猟場でのマナーや,その地元での細かい掟みたいなものは,一人では身につきません.勝手な行動でみんなに多大な迷惑を掛けることになるので,くれぐれも初心者の単独出猟は止めて欲しいです.(そういう人を何人か見ていますが,中には検挙された人もいるようです.そのままいなくなってしまうので,単に止めたのか,取り上げられたのか分からないのですが,後で聞くとなんだかんだあったと聞いたりしますので.苦笑)