重量弾といっても 30-06 や 308Win の話なのでたかが知れていますが,軽量弾用に DC-300 が順当で,重い用は Varget あたりにしておけば在庫を少なく出来るという話は以前書いたような気がします.
でも雑誌とかを読んでいると Enduron やら CFE やら新しい系統の火薬が出ているので,使いたくなってきてしまいますね.で,効率云々は置いといて一回使ってみようと思うのですが,果たして何が良さそうなのかということを検討してみます.
30-06 168gr の場合のベスト5は
H335
Benchmark
H4895
IMR 8208 XBR
IMR4166
同じく 180gr だと
Benchmark
H4895
H335
Varget
IMR 4320
200gr では
H4895
IMR4064
IMR4166
Varget
H380
あたりが候補となります.
次に 308Win だと 168gr で
IMR3031
H335
Benchmark
IMR8208 XBR
H4895
180gr で
IMR8208 XBR
IMR3031
H335
Benchmark
H4895
200gr で
IMR3031
H335
IMR8208 XBR
H4895
Benchmark
となります.これら全てに登場するのは H4895 ですので,これがつぶしが利くという推測が出来ます.
でも CFE 223 ってのが気になるんですよね~.
ちょっと遅い火薬なので(Varget と 4350 の間)同じ弾速を出すのに必要な薬量が多いのが欠点ですが,CFE ってのが Copper Fouling Eraser (銅の付着物を落とす)という意味なんですよ.要するに除銅剤が入ってるらしい.自分で混ぜて作っても良いんだけど,効果が出る割合とか分からないし,この手のものは買ったまま使うのが安全なので,使ってみたいなぁと.ちなみに 223 の名前の通り AR とかの人気に便乗した感じですが,308Win にもいいよ,というので気になっております.
あとはもちろん Enduron シリーズの 4166 ですね.
burn rate は IMR 4064 に近いので,そこそこつぶしの利くレシピとなるでしょう.このシリーズの次は 4451 なのですが,これは 4350 に近いので,ちょっと私の用途には遅すぎます.この Enduron も Copper Fouling Elimination を謳ってまして,CFE と同じですね.Ideal Load Density というのはまた別の機会に述べたいと思いますが,ある程度かさばってケースを満たすということです.それに私には関係ないけど Extreme Temperature Stability ということで温度への依存性が小さいといっています.最後に Environmentally Friendly, 環境に配慮しているとあります.
CFE223 は私の用途には少々遅いので,まずは機会があれば IMR 4166 Enduron を試してから,CFE かなぁと思っていますが,とりあえずはこれらより合ってる H4895 から試してみます.