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スラグ弾+ワッズ+要らないまあワッズはなくてもとりあえずは撃てるでしょうけど,やはり使うべきだというのが結論かと思います.
ワッズというのは火薬と弾頭の間の詰め物ですが,散弾用のものはガスシール,クッション,ショットカップの機能をまとめてもっています.そして副次的に見えますが実は重要な機能として,散弾までの高さがクリンプにちょうどいいように合わせる働きがあります.スラグに使う場合はクッション,そして主にはガスシールとしての役割が重要になります.そのため直径によっては散弾用のワッズ上部のショットカップのペタルをカットして使ったりするレシピを見かけるでしょう.これはガスシールとクッションを使っていることになります.最悪クッションはなくても(撃ってる人が痛いとかはあるとしても)撃てるでしょうけど,ガスシールがないとスラグ外周と銃腔の隙間から高温の燃焼ガスが噴き出して,弾頭に損傷を与えるため,所望の弾道を確保できない可能性がありそうです.また鉛のヒューム(有害)も出るでしょうし,銃腔の leading (鉛の付着による汚れ)もひどいことになるでしょう.
ブリネッキの場合は弾頭の下にワッズがねじ止めされているので,高ささえ合えば別途ワッズを用意する必要はないでしょうが,自家鋳造のフォスター型鉛弾などでは少なくともファイバーワッドなどは必要になると思います.