週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

copper fouling との戦果を見る

ライフルで通常のジャケット弾を撃つと銃身内に銅のかすがこびりつきます.これを copper fouling と言います.銃身は鉄で出来ていますから,fouling との間で異種金属接触腐食が起きます.このとき高校の化学で習ったと思いますが,イオン化傾向の大きい(卑といいます)鉄の方が腐食が進んでしまいます.ですから,copper fouling の除去はライフル射撃では大事な作業だとされています. 掃除が面倒だと思っている私でもライフルは一応掃除します.しかし,どのくらい掃除ができているかは見えていませんでした.せっかく borecam を買ったわけですから使ってみましょう. まずは掃除する前です.
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うお~,ごってりついてますね.銅メッキしてたんじゃ?と思うくらいです.笑 ここからいつものように掃除してみます.最初にパーツクリーナーをバレルに吹いて大まかな汚れを落としてから,パッチを通します.パッチには J-B をつけています.
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めっちゃ汚れていますね.これを十回くらい通しました.そのあと WD40 をつけたパッチを何回か通してこのくらいまでにします.
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そのあと仕上げにオイルをつけた VFG を通しました.
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これでピカピカになってるに違いないと思いながら borecam で見ると...
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あれ,まだ残ってる.除銅剤使わないと完全にはとれないのかなぁ.しかしアンモニア系は残るとかえって悪いし,有害だし....簡単にすむ方法はないですかね? あ,弾頭を亜鉛メッキしちゃえばよくないでしょうかね.船みたいに犠牲電極をつければOKみたいなのがあるといいんだけど.笑