週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

Spitzer と Spitzer Boat Tail

ライフル射撃には自家鋳造弾も使います.それはそれで大きな楽しみがありますが,弾速はそれほどあげられないので,いわゆる射撃の練習には市販のジャケット弾も使います.30cal はうちで使ってるのは 30-06 と 308Win なので,150gr あたりがお手頃です.それでもいろんなタイプがありますが,弾尾はフラットな方が Boat Tail より安いですし,先端も Hollow Point よりただの Spitzer (SPT)の方が安いので,そっちをメインにしたいのですが,どう違うでしょうか.いずれも Sierra です.
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左が SPT, 右が Spitzer Boat Tail (SBT)です.参考価格(百個入り)はそれぞれ 4840円 と,5490円です.どちらも同じ 150gr ですが,弾尾が異なるということはプロファイルや長さが異なるわけですね.ただ長さに関してはちょっと SBT の方が長いかな?くらいの差しかありません.実際に測ってみますと
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これはフラットで 1.0645",次がボートテール
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1.0905".差は 0.66mm ですね.少なくともマズルを出る瞬間までは差はないでしょう. 次はプロファイルを比べてみます.
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よく見ると,ogive もちょっと違うんですね.それより差がありそうなのは,ライフルに咬む部分で,フラットの方が大きくなってますね. 以前 HP と SPT の比較を行いましたが,この結果からすると,SPT の方が SBT より弾速が低くなる傾向がありそうです.今度実射比較してみましょう.