週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

【勝手にFAQ】30-06弾

最近ブログについているレポートに検索ワードがほとんど載らなくなりました.google からブログ側へ送られてくるデータに変更があったのか,レポートが意味不明の文字列になってしまっています.その所為で来訪者の方がどんなことに興味があって来られているのかほとんど分からなくなりました.記事にするにはいいモチベーションだったんだけどなぁ.ただブログで monetize する気はないので,analytics 入れるまでもないし,そもそも見に来てくれる人を stalking してるみたいでちょっとねぇ.....

というわけで,基本無策ですが,たまーに google の気まぐれなのか(そんなわけないが)なぜか知らないけどリストされているときがあるので,気が向いたらこうしてエントリを起こそうと思います. では今回の検索ワードはこちら.

弾 30-06

えっと,これは市販実包の話ですかね?だとすると,ライフル実包に関しては,最初の懐かしの技能講習で使った小さい弾しか買ったことがないので,私には全く知るところがありません.なので,ハンドロード弾ということで話を進めていきましょう.

30-06 に限らず,弾で一番大事なのは弾頭です.これをどれだけの初速で飛ばすかで使用するキャリバーなりレシピが決まるわけです.もちろん実際に選ぶなら入手性とか価格とかいろいろありますけど,ここでは逆にキャリバーが先に決まってるという条件ですね.日本ではそう簡単にライフルは買えないので,そういう状況は珍しくありませんが.

まずは弾頭ですが,これは用途と目的で決まります.例えば射撃なら Spitzer(尖頭弾)とか Full Metal Jacket,狩猟なら Hollow-point(先端に凹部がある)か,ぱっと見 Spitzer でも先端が樹脂だったり鉛だったりして開く弾を選ぶでしょう.日本では目的が射撃と狩猟だけですが,それだけでもかなり種類があります.なので,ここは私の独断と偏見により Sierra のラインナップでいくつかに絞ります.異論はあるかもしれませんが,あくまで「私の」独断と偏見なのでよろしくお願いします.笑

 

(1)猪猟

猪は背が低く,弾道が藪にかかりがちです.この場合は Round Nose(RN) というタイプがよいとされています.ライフルの弾道は草に当たるだけで曲がるそうですが,RN だとこの影響を受けにくいらしいのです.ここのブログでも RN に変えたら外さなくなったというレポートをいただいています..308 dia で RN は 110, 150, 180, 220gr とあります.30-06 だったら 180gr でもいいけど,イノシシの場合はそんなに遠くないので 150gr RN でいいかな.

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(2)鹿猟

内地の場合は猪と同じような弾頭を使ったりしますが,北海道とかだと開けたところの遠距離を狙うことも多いと思います.そうなると,ある程度の弾頭重量があった方がよさそうです.といっても,私は撃ったことがないので100%想像.裏付けがないので実際にこれから北海道に鹿撃ちにいくなら,ちゃんと現地の人に聞いてくださいね.笑 なので,全く情報のない私が最初に選ぶとしたらという無意味な選択ですが....180gr SBT(Spitzer Boat Tail)にします.

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あ,北海道は鉛弾禁止だった.となると,Barnes あたりの銅弾かな.Sierra じゃないので割愛.

 

(3)射撃

精密射撃する人はそもそもこだわってますから,自分で研究してると思います.なので,ここではあくまでこれから始める人で 30-06 にしようと思ってるんだけど,どんな弾が使えるのかなぁとか,30-06を買ってみたものの,レシピ作りに悩んでいる人(私もだけど.笑)という設定でいきましょう.SPT, HP あたりで見た場合,125SPT, 150SBT か HPBT で 150, 155, 168gr あたりかなぁと思います.おしりが平らなのと,細くなっている boat tail(BT) だと BT の方が若干シートしやすいのと,BC(弾道係数)がよいです.まあ私の場合は価格と在庫で決めることの方が多いですけどね.ここは独断と偏見なので 150gr HPBT にしておきましょう.

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それともう一つ.エコモードも準備しましょう.125gr の SPT です.

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安いからというのと,軽装弾にしてペシペシ撃つにはいいかなと. あと選ぶのは火薬でしょうか.狩猟ってそれほど弾数消費しないですよね.2期で一瓶(1LB)使い切る場合なら狩猟専用に買えばいいですが,たぶん普通はほとんど練習用になると思います.狩猟用のフルロードでももちろん練習はするでしょうけど,ある程度把握できたら,あとはエコに軽装で練習したいじゃないですか.そうすると,火薬も両方こなせるというと H4895 あたりがいいと思います.

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これだとメーカーから 60% まで減装しても大丈夫というお墨付きがあるからです.なのである程度の重い弾頭も撃てるし,逆に軽い弾頭をさらに減装して軽く撃つことも可能.ただそんなに遅い火薬ではないので,弾頭が重いと弾速が出せなくなります.まあ 30-06 ですから量を増やしても,そもそも限度はあるでしょうけども.

余談ですが,4895 はもともと 30-06 の軍用実包に使われていた火薬を市販品にしたものです.ですから,30-06 に使うにはいいと思います.まあ単に性能でいえば,より適合度の高い,新しくていいものもあるでしょうけど,4895 は 30-06 は classical であり classic ということで.笑

と,こんな感じでいかがでしょうか?週末猟師セレクションでした.

 

【蛇足】締めが英語ネタだったので,「てやんでぃ,そんなの覚えてるわけねぇだろ,べらぼうめぇ」なんて人もいると思うので....classical というのは「古典的な」という意味がありますね.そして classic は古典に加え「典型的」という意味もありますが,「不朽の名作」というようなニュアンスが含まれます.今風に言えば「鉄板」でもいいかな?笑