もし Lee だったら
前エントリで Lee の Challenger だとプレスがアルミだからおすすめしないと書きましたが,もちろん Lee にも鋳鉄製のプレスはあります.二つありますね.一つはこちら
Classic Cast Press です.もう一つが
Breech Lock Classic Press です.
どっちも価格は一緒(MSRP $170)で,目立つ違いはダイの取り付け部ですね.後者は Breech Lock という,スナップオンで着脱ができる,いわゆるクイックチェンジなブッシュをつけたダイに対応するものです.ダイの数だけブッシュを用意することが前提になっていますが,ブッシュをプレスに取り付けておいて,普通にねじ込み着脱もできなくはないです.(Breech Lock の意味がないけど)
前者はダイの取り付け部は 1-1/4" の大きなダイ(50BMGとかで使うので日本ではたぶん用途がない)がつけられるようなアダプタ式になっているので,普通にねじ込み着脱でもいいし,アダプタを Hornady の Lock'N'Load に交換することもできるでしょう.私だったらこっちを選ぶかな??Lee はボタンを押さないと外れないところが違います.Hornady の場合は押さなくてもいいですが,反面,使っているときに勝手に外れるときもたまにあるので,好みはあるかもしれません.ただ 1-1/4" を Breech Lock にするコンバージョンアダプタはないので,Breech Lock にしたければ,最初から対応しているプレスを買わないといけないというのが難点ですね.
あと,Lee のこのシリーズの特徴は,ハンドルの初期角度を調整できることです.また長さも自在に調整できます.ただ調整できるということはその部分をしっかり固定していないとずれるということですから,それがよいかどうかはわかりません.
使用済みのプライマに関しては,ラムの中を通って下に落ちるようになっています.下にチューブをつけておいて,そこに入るわけですね.散らからなくていいと思います.Breech Lock のほうのプレスは,チューブがラムの下につくのではなくて,横から抜けるようになっているみたいです.ということはラムも違うものが使われているのですね.