週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

狩猟用ボールペンを自分好みにハックする

狩猟で使うのにいいのでは?というボールペンとしてゼブラの F-701Wetnie を直近に採り上げました.ただ付属芯のボールポイントが小さい(線が細い)のです.メモ書きに使うなら太いほうが好みなのでカスタムします.まずは F-701 のほうから芯の入替をしましょう.

 

 

デフォルト芯は真ん中の 0.7mm で,これを下の三菱鉛筆製加圧芯 1.0mm に入れ替えます.COAL は同じです(蛇足:長さが一緒ってことで,弾造界隈の言葉です.笑).書いてみますとこんな感じの違いです.

 

 

上が標準の 0.7mm,下が 1.0mm です.ちょっっと太くなって,耐水紙メモに走り書きするなら,より使いやすいと思います.なおこの Zebra F-701 は海外仕様なので普通の文房具店には置いてないかも知れません.2本以上買うならゼブラの直販サイトが安いようです.ちなみに製造はインドネシアなんですねぇ.日本で作って欲しいけどなぁ.

 

 

ちなみに外装がステンレスで丈夫,いざというときに金属棒的に使えるということで導入していますが,厚みはというと確かにボールペンとしては必要以上に分厚いです.

 



良い感じですね.さて,次はゼブラのウェットニーです.こっちは国内版なのでご近所でも買えると思います.

 


こちらは濡れた紙にも書けることをメーカーが謳っています.加圧式で油性インクという意味でしょう.デフォルトは 0.7mm なのでこれも太くしたいと思います.が,こちらで使われている芯は普通の見た目で,密閉タイプではありませんでした.ペン本体にボタンを押すことで加圧する仕組みが内蔵されており,芯側は普通のものみたい.そこで油性インクの 1.4mm 芯を入れてみます.軸の太さは良くある 3mm です.

 


ウェットニーの芯は若干短めなので,長めの芯を定寸に切り詰めます.書いてみますと....

 


上が標準の 0.7mm で,下が入れ替えた太い芯 1.4mm です.さすが太くてなかなか良い感じ.ちなみにウェットニーもインドネシア製なんですね.

 


本体は金属製なのですけど,グリップを含むプラスチック部分にそこはかとないチャチさを感じます.苦笑 肝心な厚みはどうでしょうか.

 


グリップ部分はステンレスボディにプラスチックスリーブかと思ったら,なんとそもそもプラスチックを継いだものでした.これは頑丈さで言えば F-701 には敵いませんね.

 

というわけで,狩猟用ボールペンとしては F-701 に軍配が上がるという結果でした.

 

余談ですが,F-701 のカートリッジには 3000hPa で加圧されていると書かれています.絶対圧ならばクルマのタイヤと同じくらいですね.ゲージ圧力表示ならその 1.5 倍です.結構かけてる印象ですが,タンク内のインクが減れば,空気の漏れがなくても減圧するので,使えば使うほどインクの出が悪くなることが想定されます.もしくは最初からインクが少なめで,圧力変化が穏やかになるようにしていたりして?まあバランスを考えてインク量を決めてるのでしょうけどね.

 

その点,ウェットニーの方が残量も分かりやすいし,ノックされる都度加圧するという仕組みなので圧力変化もなく,いいとは思いますけど,パッキンのようなところに替え芯を押し込む構造なので,挿抜を繰り返せばいずれこの部分の気密が落ちてきそう.芯を替えるより丸ごと買い換えて欲しいってことか.まあ一長一短というところでしょうかね.

 

ちなみに私はボールペンって家ではほぼ使わないので,これらの違いを実際に体感する前に壊れたり陳腐化で捨てることになりそうな雰囲気です.