週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

「使える」とまでは言えないが

「もしも英語が使えたら」というテーマですけど,この「使える」の定義が難しいですよね.単に英語圏で生活していける程度でよいなら,私も在米経験がありますし,まあ平均よりは「使える」ほうかも知れないけど,テレビとか見ていても何が面白いのか分からないシーンはしょっちゅうありましたね.

 

ただ,我々普通の日本人は,一応日本語は使えると見做されているでしょうけど,例えば関東人の私からすれば,関西のお笑いの半分以上はどこが面白いのか理解できなかったりしますよね.それと同様に,英語が分かっても,文化に根ざしたジョークは分からないなんて普通ですから,今回のお題で言うところの「使える」という意味には含めなくていいことにしましょうか.

 

ところで本ブログのメインテーマである「リローディング」に関連した書籍は,アメリカが充実している,というか,和書は皆無.まあ鉄砲の弾を自作するなんて,日本ではよくあることじゃないですからね.当然これらの本は英語で書かれています.ただ内容は自分の興味があることですから,読むのにそれほど苦労はありません.基本的に文化に根ざしたりとか表現に凝った文学というわけじゃないし,ボキャブラリ的にも読むのに辞書は要らないです.youtube などで見る関連動画もアメリカのばかりですけど,意味を理解するのにそれほど大きな問題は感じていません.やっぱり「好きこそものの上手なれ」なんですかね.ただイギリス英語には全然慣れていないので,英国系の動画だと,何と言っているかは分かっても,何を言っているかが分からない(笑)ことはあります.

 

ちなみに英語での作文については,親戚や友人へのメールとかはもちろん書きますけども,仕事レベルの作文はそれほど日常的にはやってないので,「使える」レベルかというと微妙.例えば海外誌に記事を書くときなど,場合によっては外部に proof reading を依頼しますしね.

 

というわけで,自分は英語が使えると自信を持って言えるかは分からないけど,英語の中で survive はして来たので,そういう意味では「使える」ほうなのかも知れない.でも文化に根ざしてないし,仕事レベルでも使えていません.だからそういう意味でも「もしも英語が使えたら」もっと笑えたり,もっと稼げたりするのかも知れません.今更それを強く望んではいませんけども,そうなればまた違った生き方があっただろうなとは思います.

 

公園と言えば

今週のお題「好きな公園」ということですが,私にとって公園というと巻狩での集合場所ですねぇ.

 

 

法的には公園じゃなくて,ただの空き地かも知れませんが,こんな感じにみんなが集まって,作戦会議を行います.参加人数と車の台数は同程度なので,それだけ駐車できるスペースがないといけません.

 

いくつかこのように集まれる公園があります.猟場付近の公園は吹きさらしで寒いし,遊具があるわけでもないので,季節的に人が寄りつくことは全くなく集まりやすい場所になっています.人気のある公園だったら,そもそも銃を担いで集まったりはできせんし.猪載せて来たら「キャー」って言われそう.もちろん嬌声じゃないほうで.笑

和銃の歴史

図書館シリーズ,続きましてはこちら.

 

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和銃の歴史 霜禮次郎著

 

日本における明治あたりまでの銃器の歴史が主題です.ただし歴史書と呼ぶには参考文献が少ないし(周知なことを「〜と思うがどうであろうか」とか),感想というか,筆者の想像による記述が多いです.また論調も straightforward ではなく,主題にそぐわない寄り道があったり,同じ話が何度も出てきて読みにくかったです.和鉄と洋鉄の違いも明らかにしてないし.なんでだ?って思ったら,なんと文芸社刊ではないですか.やっぱり自費出版か,って思ったけど,図書館に入ってるくらいだから成功してますよね.

 

筆者はオリンピックにも関わるくらいの方で,さすが面白いと思ったのは,代表選手になるなら「貨車いっぱい撃て」というところですね.貨車一台分というのは,ざっと50万発だそうです.高々ウン万発しか撃ってない私にはとてもではないけども無理な話なのでした.

 

ちなみに,明らかに「そりゃ違うべさ」って思ったのは,オリンピックで強いのがヨーロッパ勢なのは,鉄砲がヨーロッパ発祥だからとの論調です.強い選手を輩出したければ,射撃人口を増やすことがスタート地点ですが,日本の射撃人口が少ないのは単純に法規制の問題でしょう.鉄砲が南蛮由来だから南蛮が強いというのは的外れじゃないかなぁ?あとはマタギの説明では,撃つのはシカリの役目だと説明されているのも変だなと.もちろんシカリが撃つこともあるかも知れないけど,一般的にはブッパじゃないのかな.

 

まあそんな感じで「え?」という記述もあったりしますが,主題についてはせっかく古式銃のいろんなタイプを紹介しているのだから,もっと図面を多くして,どんな工夫があってそうなったのかとか分かりやすくなっていれば良いのにと思いました.そうすれば,前装銃愛好家への入り口になったかも知れません.

金属学への招待

いつもの図書館シリーズです.

 

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金属学への招待 幸田成康著

 

定価は2500円の本ですが,今買うととんでもない値段になっていますね.

 

著書の説明に「時効硬化」とあったので,鉛合金で弾頭を鋳造する際の知見が得られないかと思い,借りてみました.

 

時効硬化というのは,金属を高い温度から急冷した後で放置すると硬くなる現象です.結論から言いますと,この本はアルミニウム合金の時効硬化研究の歴史をまとめたものでした.アルミニウム合金というのはジュラルミンのことです.もともとジュラルミンの開発過程で時効硬化という現象が発見されたそうで,その辺の由来なども書かれています.

 

ただ我々のような弾職人にはジュラルミンは縁がないですからね.銃本体に使えるかも知れないけど,銃器製造するわけじゃないからなぁ.ちなみにマグネシウムの含有量で結構性質が異なるということが書かれていました.

 

私たちに関係ありそうなトピックでは「加工硬化」がありました.これは金属を常温で塑性変形すると硬くなる という現象です.ただし鉛は加工硬化しません.加工硬化のメカニズムは,金属が変形すると結晶構造の欠陥部位である転位が増えていき,それが絡んだ糸のようにもつれ合い,結晶構造の滑りが悪くなるからだそうです.

 

焼き鈍しは温度の影響でこのもつれがほどけて戻る現象で,再結晶(転位の少ない結晶が粒が生まれる)が起きているそうです.鉛が加工硬化しないのは,再結晶温度が低いからとのこと(-3℃以下.他の金属は200℃くらい).加工しているそばから再結晶が起こってしまうからなのですね.ただかなり低温であれば,やはり加工硬化することになりますから,極寒では終末弾道にも影響があるかも知れません.

 

この本の話の中で笑ったのは「狸の金玉八畳敷き」を計算で確かめたところです.筆者は生前,教授をしておられたそうで,講義もきっと面白かったのだろうなぁと思いました.

 

部屋はない!?

今週のお題「わたしの部屋」ということですけども,自分の部屋ってないのですよね〜.もちろん実家にはありましたけど,独立したら自分の家はあっても,自分の部屋がないのです.まあ一軒丸ごと自分の部屋って言えばそうなのかも知れないけど,お題はそういう意図じゃないですよね.笑

 

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雑誌とかで書斎特集なんか見ると,いいなぁ,なんて思ったりはするのですけど,うちには書斎を作るようなスペースはなく.....パソコン机もリビングの片隅だし,前に書いたリローディングベンチも同様.

 

weekendhunter.hatenablog.com

 

子供の時は大人になったら重厚な書斎を作りたいなんて思ったりもしましたが,いざ大人になった(?)今となっては書斎よりも Man Cave が欲しいです.ガレージをそんな感じに作りたいのですけども,なかなかアイディアが浮かびません.

シカソバ

支那ソバじゃないです.シカソバです.

 

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野菜が高いらしくて,手頃な小松菜と共に.

 

余談ですけど,「しな」が「支那」に変換されず驚きました.どうも差別的意味合いもあると言うことらしい.それなら China も差別だよね.何言ってんの?どこまでひねくれれば気が済むんだろう.アホくさくてこの FEP 使うのがイヤになる.

エゾシガーリックステーキ

これまた定番のステーキですけど,冷蔵庫エージングが効いてきているのか,ただでさえ柔らかな肉がさらに柔らかで美味しいです.

 

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これは完全に飲み物