週末猟師

休日に射撃や狩猟を楽しむ

オフシーズンの準備!?

猟期も終わってますから,駆除に行く人以外はもう猟具もキレイにして片付けている人も多いと思います.無線機に詳しくない方のために,保管についてのトリビアを...

 

 

高温多湿になるところには置かないというのは当然みなさんご承知なわけですけども,注意したいのは充電池です.リチウムイオン充電池の保管時には,満充電や放電状態でおいておくのはよくなくて,大体 50〜70% 程度の状態にしておくのがよいとされています.冷蔵庫に入れると結露でかえって問題を大きくするので,常温が良いでしょう.

 

使用する場合も毎回 100% まで充電するよりも,9割程度までに控えて使った方が傷みにくいというのもあるのですけど,使用時間に対して容量に余裕があるときの話ですし,それはまた猟期が始まるくらいに考えましょう.

 

鉛アンコ

今週のお題「あんこ」ということで,最近当ブログ関連で「あんこ」というと,ライフル射撃の場外練習用エアソフトガンを重くする目的で,プラスチック製の銃床内に鉛粒を仕込んだことを思い出しますね.

 

weekendhunter.hatenablog.com


普通は「あんこ」というとスポンジみたいに軽いものを想像しそうですけども,これは重くするためのアンコです.笑 使った鉛粒は散弾のリローディング(手詰め)用で,手持ちの中で粒径が大きめの3号散弾は用途があまりないので,これをアンコに使いました.理論的には粒径によらず六方最密充填構造をとり,同じ重さになるはずだからです.まあ実際は充填容積から見て,粒径が無視できるほど小さいわけではないので,使う散弾粒が小さい方が理論値(充填率74%)に近くなるとは思いますけど,そこまで厳密に考えてるわけじゃないですからね.笑

 

ちなみによくいくライフル射撃場には,銃床を依託するための枕(寝具の枕と同じ形)がおいてあります.この枕の外面は帆布らしき布製で,中身は多分鉛粒が入っているのでしょう,見た目よりもかなり重くて最初はビックリします.これも鉛をアンコにした品物ということになりますね.射撃関連だと思いつくのはこのくらいですけど,他の分野でもきっと鉛をアンコに使うものは多いのではないかな?と想像しています.みなさんの周りではどうですか?

 

下の 2mm というサイズは9号散弾に相当し,クレー射撃競技ではスキートという種目で使われるものです.これを一発の中に 24g 分使用するのが公式です.

 

ケモノたちがはしる道

気の利いたエイプリルフールネタでもぶち込みたかったところですけど面白い話も思い浮かばなかったので,図書館シリーズです.

 

ケモノたちがはしる道・黒川裕子著

 

ラノベスタイルの子供向けのお話です.何か参考になることがあるか?と言われると、猟に関する具体的なお話は特にないので,とりたててはないかな.あ,一つあった.熊本では獣道を「ウジ」というらしい.うちのほうでは何頭,どのくらいの大きさのイノシシがどっちに動いているかとかを見ますけど,この本の中ではそこまでは書いてなくて,ただ歩いて移動するのを縦,食み後が広がっているのを横というという話だけでした.もうちょっと詳しい話が書いてあったら楽しめたと思うんだけど,お話の主題がそっちじゃないから仕方ないですね.

 

書籍紹介は以下の通り.

おしゃれとゲームが大好きなイマドキ中1女子の千里。ある日、手にしたパック詰めの手羽先肉に「羽」が!?うわっ、きもち悪い!あれ、でもなんでそんなこと思うんだろう…?そんな千里を、母が誘う。「熊本のジジさまのところに行って、ケモノを獲るところからその後まで、経験してみない?」とまどいつつも意を決し一人降り立った熊本空港で千里を待っていたのは、生粋の“もっこす”=ジジだった。熊本の雄大な山とあたたかい人々にふれ、わな猟を体験するうちに、千里の中で“命”への思いが熱くゆらいでいく―。

 

静かな終猟

ちょっと前のお話です.このときは今期最終出猟日で,最後のタツはこちら.

 

 

先輩から,このタツに来る場合は,右の坂を下ってきて,左の沢を渡っていくはずとのアドバイスでした.ただこのときは山向こうに出たらしく,無事にマタギ勘定に与りました.楽しかったですね.今期も事故もなく無事に終猟となりました.めでたしめでたし.

据銃練習

今週のお題「練習していること」ということですけど,一つ挙げるならコレかなぁ.

 


市販のエアソフトガンを据銃練習用に改造したものです.まあ改造っていったって,鉛を詰めて重くしたってだけですが.

 

ライフル射撃では銃を構えたときに,いつも同じ体制で,銃も同じ位置に来ることが初歩です.これが構える度に狙点がずれるのはよろしくありません.そして狙った後の筒先の動きを抑制するのも大事ですね.動きをゼロにすることは出来ないけども,小さい周期的な揺れに収束させると撃ちやすくなります.あとはガク引きしないよう,トリガはゆっくり落とすとかも大事ですね.練習台なので全体の重さは実銃より重くしています.これが楽に構えられるようにすれば,実銃も余裕を持って扱えると考えています.

 

銃の管理には法律の決まりがあって,あまり細かくは説明しませんが,収納方法にも作法があるんですよ.すると日常的に持ち出してきて練習するってのはなかなか手間なんですね.部活みたいにみんなでやるならともかく,一人だとどうしても面倒になっちゃいますよね.だからまずは練習環境作りということで,その辺に置いておいても法的に問題のないおもちゃで練習台を作りました.これで日常的に据銃練習しようというのが今年になって始めた「練習していること」です.まだ結果は出ていません.笑

 

 

 

 

 

巻狩時計を組む

私の参加している巻狩はそこまで寒いところでやってるわけではないのですけど,それでももっとも寒い時期には腕時計を見るのに重ね着の袖をまくるのもやはり手間です.そこでナースウォッチのようなタイプが便利だろうというのが以前の考察での結論でした.

 

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これ以外にあると便利なのは方位磁針くらいで,潮汐や日の出時刻表示など他の機能は特に使わなそうです.

 

となると,時計としては使いたいときにいつでも動く機械式を使いたかったのですけど,手の届きそうな価格では良いものが入手できなかったので(中華はそもそも俎上に乗らない),機械式を諦める代わりに,クォーツで最強なものにしました.それはこちら.

 

CASIO F-91W

 

これなら電池も十年くらいは余裕でもつし,実際に自分もバイクにつけて使っていてトラブル知らずの超高信頼性.笑 もちろん激安です.

 

 

あとはコンパスですけども,これは国産であり,自衛隊でも使っているらしい YCM にこだわりました.こんなのです.

 

 

さて,これらを組んでみましょう.まずはナースウォッチと同様6時側で吊るので,12時側のベルトを外します.(こちらのベルトは使いません)

 


ベルトに刻印されている矢印の方向にピンを押し出せば抜けます.次に6時側のベルトにコンパスを通します.

 


6時側ベルトはクルッと巻いて,適当な穴同士をインシュロックでとめます.

 


ベルトで作ったループ部分に適当なナス環(カラビナ)を通せば完成.もちろんパラコードみたいなものでも良いです.

 


さて完成はしましたが,猟期は終わっておりますので,また今度の冬まで夏眠です.なおベルトはそのうち加水分解すると思うので,そうなったらナイロンにでも交換するつもりです.

 

GLOCK をカスタム

うちにある GLOCK です.

 

 

安心して下さい!合法所持です.笑 実銃じゃなくてボールペンだから.

 


GLOCK のロゴが格好良い!もちろん頂き物です.今年の SHOT Show で配られていたノベルティとのこと.

 

巻狩に持って行って「得物は GLOCK だぜ!」も一発ネタとしては悪くないですけど,折角の頂き物を山で紛失したらショックなので,リローディングベンチで使うことにします.ただ試筆するとスキップしたりと書き味がイマイチなのでカスタムしましょう.

 


どうするかというと,パイロットのリフィルに入れ替えるのです.といっても,長さが違うのでそのままだとノックが掛かりません.そこでもともと付いていたリフィルの尾部を切断して,パイロットのリフィルにつなぎました.さすがにパイロットはスラスラと書けます.

 

というわけで,狼の皮を被った羊...じゃなくて,GLOCK の皮を被った PILOT になりました.